↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
17/83

5日目

鳥の声で目が覚めた。

正しくは鶏だ。


コケコッコー、という声に僕は起き上がった。

ウリ坊以来の生き物との出会いにワクワクしながら、ベランダの窓を開け、辺りを見回す。


夜明け目前でまだ辺りは薄暗い。


コケコッコー、とまた朝を告げる声がする。

かぶさってコケコッコー、コケコッコー、と声がするのでどうやら1羽ではなさそうだ。


『何ノ音?』

目をこすりながらたまが聞いてきた。


「ニワトリの鳴き声だよ」

『にわとり?』

「朝ご飯に目玉焼きが食べれるか食べれないかがかかってるぞ、たま!いくぞ!」


僕はささっと着替えて身支度をすると泣き声のするほうへ向かう。

すると、事態は思っていない方向へと向かっていた。


鶏がいた。

それは予測の範囲内。


ただ、それが10羽ほどの団体様でいらっしゃっているのと、それを狙っているらしい犬(だと思いたい)がいたのは予想外だった。


犬はガリガリに痩せていて、可哀想なくらいだった。

力なく鶏を威嚇するが足がふらついている。


むしろ鶏のほうが力強く犬を攻撃していて、犬はあちこちボロボロになっていた。


「ちょっと! まて! お前ら!」

鶏に突かれながらも、鶏と犬の間に入ると、犬は僕を威嚇してきたが、鶏から助けられたことがわかったのか唸るのをやめた。


ひょっとしたら誰かに飼われていたのかもしれない。


とりあえず、鶏寄せとしてもってきた餌を少しずつ撒いて、家まで連れて行こうとすると、犬もフラフラしながらついてきた。


とりあえず、庭の柵の中に鶏を入れて、餌と水をやる。

またケンカをしたらまずいので犬は裏庭のほうに連れていき、

何を食べるかちょっと考えて、とりあえず水と、おかゆのレトルトを水で伸ばしたものをお皿に入れてやるとガツガツと食べてくれた。


ホームセンターで鳥の餌とドッグフードを見繕ってきたほうがいいかな、と思いながら鶏の団体をどうやって飼育するかを考えることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。