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天才少女の能力事情  作者: 深淵黒猫
19/20

無事に....

俺は今頭に叩き込んだ経路で葉月ちゃんがいる部屋に侵入しようとしている。

 

 

 

 

 

 

「お?ここか?」

 

 

 

 

 

 

どうやら当たりみたいだったようだ。そこには葉月とその相棒が居た

 

 

 

 

 

「よう。無事にここまで来れたようで何よりだ」

 

 

 

 

 

 

「葉月ちゃん....」

 

 

 

 

 

 

「ほらよ。それ無事に帰れたら葉月に飲ませてやれ。もし嫌がって飲まなかったら無理矢理にでも飲ませろ」

 

 

 

 

 

 

「これは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「今こいつはボスに躾だとか言われて大量に毒飲まされて薬漬けにされてんだよ。だからその解毒剤」

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう....じゃもう行くね.... 」

 

 

 

 

 

 

軽く挨拶をし葉月を背負い来た道を戻った。相棒君には悪いけど俺の能力を掛けておいた。そうしないと相棒君が疑われてしまうから

 

 

 

 

 

------------------

 

 

「ふぅ....ただいま....取り敢えず葉月ちゃんはベッドに寝かせて....」


 

 

 

 

 

「葉月ちゃん起きて....」

 

 

 

 

 

 

ゆっくりと体をゆする。

 

 

 

 

 

 

「んぅ....駿?....」

 

 

 

 

 

 

「そうだよ。大丈夫?葉月ちゃん」

 

 

 

 

 

 

「ん....大丈夫。慣れてるから」

 

 

 

 

 

 

「辛いかもしれないけどこれ。解毒剤飲んで....」

 

 

 

 

 

 

「嫌....薬飲みたく....ない....もう....苦しいの....や....」

 

 

 

 

 

「大丈夫だからこれ飲んだら良くなるから。んー。じゃぁこうしよう。俺も一緒に飲むから葉月ちゃんも頑張って飲もう?それなら大丈夫でしょ」

 

 

 

 

 

 

 

葉月は静かに頷いた

 

 

 

 

 

 

 

「よし、葉月ちゃん偉い偉い。ちゃんと飲めたね。少ししたら苦しくなくなるから少し寝ようか。ちゃんと寝てないでしょ」

 

 

 

 

 

葉月は言葉を発しずただ首を横に振った

 

 

 

 

「でも寝ないとしんどいでしょ。大丈夫。俺がそばに居てあげるから。」

 

 

 

 

 

俺は葉月ちゃんを抱き寄せて頭を心臓のところに持っていった。

 

 

 

 

「こうやって抱きしめられながら人の心臓の音聞くと眠れるらしいよ。」

 

 

 

 

 

最初は抵抗したものの次第に薬が効いてきて力が抜けたのか葉月はそのまま眠りに落ちた

 

 

 

 

 


「そう言えば葉月ちゃんっていつも長袖だけど何でだろう....」 

 

 

 

 

 

興味本位だった。ただ好奇心で袖を捲った

 

 

 

 

 

「えっ?これ....」

 

 

 

 

 

腕には自傷したと思われるカッターの傷打撲痕などが腕を覆うほど沢山あった。その中には新しいものもあった。確かに前に傷は見たが腕にもあるとは気付かなかった

 

 

 

 

「俺はこんな事も知らずに葉月ちゃんに半分背負うとか身勝手なこと言ってたのか....」

 

 

 

 

 

 

「しゅ....ん?」

 

 

 

 

 

 

「あれ?もう起きたの?10分くらいしか経ってないよ....」

 

 

 

 

 


「ねぇ....腕見たの....」

 

 

 

 

 

 

「えっ?あぁ、勝手に見てごめん」

 


 

 

 

 

「気持ち悪いでしょ....ごめんね....」

 

 

 

 

 


「俺何も知らなかった。葉月ちゃんが傷だらけなの知らなかった癖に半分背負うとか身勝手な事言って...」

 

 

 

 

 


「ううん。嬉しかったよ....そんなこと言ってくれる人初めてだったから....」

 

 

 

 

 

 

 

「葉月ちゃんちょっとまってて」

 

 

 

 

 

 

 

そう言うと駿は葉月をベットに座らせると机の引き出しを漁り始めた

 

 

 

 

 

 

 

「あった。」

 

 

 

 

 

 

そういい駿が取り出したのは真新しいカッターだった。

 

 

 

 

 

 

 

「駿?何するの?やめて....」

 

 

 

 

 

 

 

葉月の制止を聞かず駿は自分の手首にカッターを当て線を引いた

 

 

 

 

 

 

「ってぇー。やっぱこれすごく痛い。葉月ちゃんよく我慢できたね」

 

 

 

 

 

 

 

「私も痛かった....けどやっている内に感覚が可笑しくなっていって気付いたら血の水たまりの中に自分がいるの....何時もそうだった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新しい傷もあるって事は辞められてないの?」


 

 

 

 

 

 

 

「辞めようとしても無理だった。夢を見る度に怖くてやってしまう....」

 

 

 

 

 

 

 

「どんな夢?」

 

 

 

 

 

 

 

「昔マフィアにいる時にされた拷問の夢でね。全部が緑に囲まれた狭い部屋にいるの....ずっといたら頭がおかしくなってきて赤い色が見たくなるの....だけどその部屋には緑しか存在しない....そんなタイミングで何時もカッターを渡されるの。迷わず私は自分の手首にカッターを当てて深く深く切って周りを赤く染めるの。そんな夢をみるの」

 

 

 

 

 

 

 

 

駿はパソコンで見た緑の部屋という場所に納得がいった

 

 

 

 

 

 

 

 

「けど自傷癖って直ぐに辞められるものじゃないよ....時間をかけてゆっくりゆっくり治さないと....俺も付き合うからさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「私この傷見たら引かれると思ってた....ずっと治したくてなのに辞められなくてずっと辛かった....けど....駿となら....駿とだったら頑張れるかもしれない....」

 

 

 

 

 

 

 

「じゃぁ、明日から頑張って治していこうよ。俺の家が嫌なら葉月ちゃんの家で葉月ちゃんが良くなるまで一緒にいるから。ね?だから今日はもう寝よう?疲れたでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

「........寝るまでさっきみたいにしてて....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん分かったよ。おやすみ....」

 

 


 

 

 

 

少しは頼ってきてくれるようになった....さて、風雷光の皆はどうしようか....

 

 

 

 

 

 

 

そういい駿は葉月を抱きしめた

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