上弦の月 -真と虚偽ー(記憶の欠片)
不知火とかかわる事によって、ふっと昔を思い出し苦しむ輝
そんな彼女をよそに不知火関連のトラブル多々に巻き込まれ!?
「あ~…やっと放課後になった…」
あの後ずっと付きまわられるんだもん…参っちゃうよなぁ…
とりあえず、さすがに家まで来ることはないだろうし、さっさと帰っちゃお!
ーだから俺は、君を裏切らない…-
「……勝手なことばっかり」
みんないつもそう言う、一番の友達とか、親友とか、私は裏切らないとか、君の味方とか…結局いつも離れていく……
ー輝ちゃん、ごめんね。私やっぱり彼が好きだから、ずっと離れたくないのー
私の大好きだった友達の一人…私は、彼氏の子とも仲がよくて喧嘩際に間を取り繕うとしたとき、私は…男の子の方の本性を見た…
ーあんなクズもうウンザリなんだよ。君もお人よしだよね?いつまでもあんなののホローしようなんてさー
最低だと思った。彼女はとても優しい子だ。私も何度も助けてもらった。だから、怒った。許せなかったから、ゴミだと言われた、散々な罵倒も罵りも受けた…そんなのもう慣れっこだ。構わない。私から言えば彼女とそいつは釣り合っていない。別れてほしかった。けれど、神様はその願いを聞き届けてくれなかったみたいだ。結果私は彼女のそう告げられた…。
悲しかった、可哀想だった。あんな奴が彼女に必要だと知ったとき。私よりあいつのほうが彼女の中で勝ったこと。なんとも言い知れない苦しみが私の中に広がった……
…それ以来彼女に連絡しても返事が帰ってこなくなった。
友達を二人失った瞬間…片方は望んで、片方は望む事無く…失った。
それが一番悲しかった。
それが真実だったとしたって知りたくなんてなかった。
普段つるんでいた仲のいい部活友達…誰かいない一人の裏話、悪口…私もそれで何度なく忠告を受けた。それでも信じていたかった…信じていた。
友人たちが…そんな酷いなんの根拠もない話を口にしないことを…
その話が嘘である事を…私がいる世界が周りと違う空間であることを……
ただ、望んでいた結末…を与えてほしかっただけだ。
最近、輝並の対人恐怖症があることが発覚してビビリまくってる茜色です。
この物語は、少しばかり体験談が含まれてる部分があるので、暴力シーンなどで気分を害してしまったらごめんなさい…orz
まぁ、含まれているといっても一割程度なのでほぼこうだったらいいなぁ…という妄想が全開になってますwwこんな駄作ですが、どうぞよろしく!!