ぷろろーぐ
この小説を読んでくださる稀有な読者の皆様方には、感謝申し上げます。
この小説は作者が自分がかきたいことをかくためだけにかいたいわゆる自慰小説です。
なるべく、この自慰小説を読んでくださるという稀有な読者の皆様方への配慮をなるべく(大事なので二回言いました)気をつけるようにはいたしますが、何分、小説を書くのは初めてなくせに拙い所を必死に直しつつ頑張って読者様に読んでもらうためではなく、自分のために小説をかくキチガイじみた作者がかくキチガイじみたある種、暴走小説ですので誤字脱字も適度になおしたら後は放置になるかもしれません。
それでも構わんよ、と、紳士的にそのままお読みくださる読者様か、誤字脱字の脳内変換余裕でした、と、誤字脱字をもろともしない訓練された読者様のみこの先をお読みください。
それ以外で、読んだ後に、誤字脱字を指摘しないと、とてもじゃないが気がすまない、とか、自慰小説のくせになんで公開してんだよ!と、イチャモンつける気満々でこの小説をよもうとする読者様は今すぐブラウザバックをお願いします。
基本的に面倒くさがりな作者なので感想欄をみるのもまちまちになり、返信はきまぐれになるかもしれません。
そこをご理解の上読んでいただければ。
「はぁ…プラマイゼロ、か…」
ある晴れた日の夕暮れ、夕日の光が反射して眩しい街中をトボトボと彼は歩いていた。
「勝った時点でやめておけばなぁ…」
後悔するも、後の祭り、とはよくいったもので、彼は今日という休日をパチンコに費やし、勝った時点でやめればいいものを、調子に乗って打ち続け、所持金にしてプラスマイナスゼロにして帰ってきたのだった。
「くそっ、ラスト200円の時に来た赤保留がガセとかふざけんなよ、てか擬似3、群からの赤エフェクト、期待度最大だったら普通期待するだろ!あーあ、もう帰ってガダム無でもやろっかな、明日もバイトないし、レポートは明日でいいや。」
ぶつぶつと文句を垂れるその後ろ姿からはいわゆるダメ男の雰囲気がただよう。
そんな負のオーラを撒き散らしつつ、実家から遠く離れた大学に通うため、3年住み続けているアパートに向かう。
「あ、今日のご飯買ってないや。コンビニよっていかなきゃ。」
彼は自炊をほとんどしない。
大学に入った最初の3ヶ月は自炊に精を出してはいたものの、極度のめんどくさがりのため、すぐに飽きてしまったのだ。
といっても、料理が全くできないわけでもなく、炒飯、オムライス、肉じゃが、カレーライス、唐揚げ、炒め物など、一般的なものは作れてしまうのだが、それはひとまず置いておこう。
「あーでもコンビニより弁当屋いこうかなー今日はのり弁が…」
と、呟いた所でぴたっと立ち止まる。
「えっ」
そう呟いた彼の眼には先ほどの住宅街の風景ではなく、砂の舞散る無人の荒野が広がっていた。