第2話空
教室の窓から空を見上げる
白い雲の隙間からみえる青い空はこの世の中と裏腹に穏やかだ
いつ何処で誰に殺されるかわからない今の世の中
まだ世界のでこかで戦争が行われている世の中
この日本だって戦争放棄って言ってるけど
いつほかの国から攻撃を受けるか分からない
どうしてこの空のように人は穏やかになれないのだろう・・・
夜の歌舞伎町を歩く・・・ホストにはまっているわけではない
詩衣は母親からお金を一切もらっていない
出してくれるのは教育費のみだ
お金を稼ぐために詩衣は歌舞伎町から少しはずれたところにある
コンビニでバイトをしている
コンビニのバイトは正直つらい
自給は安いし立ちっぱなし
でも、他のバイトだとヤクザがらみだったりする・・・
一番安全なバイトがコンビニのバイトだ
いつものようにバイトしているとひとりのホストが入ってきた
どうみても17〜19程度の若いホストだ
まあ関係は無いと思いいつもと同じように振舞った
そのホストから思いがけない言葉がでた
『あれ?城阪詩衣じゃね?』
!!!!!!!!!!!????????はい?
なんでしってんの!?詩衣は言葉がでなかった
『やっぱり?1ー3の城阪でしょ!?俺1−1の綾波心!』
同じ学校!?と詩衣は叫びそうになった
『すっげ!城阪としゃべれた!城阪ってクールビューティーでとっつきにくい
で有名なんだよ!』
テンション高!クールビューティーってなんだよ・・・。
『俺ら友達ね!』
心はにっこり笑うと詩衣の手を握った
詩衣は硬直したまんまだった
『ぢゃあまたね★!』
といって心はコンビニを出て行った
詩衣は硬直したまんまだった
これが詩衣と心の出会いになった




