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第1話過去
感想あったらどしどし言ってください!
携帯のアラームが鳴り出す
詩衣は少しずつ体をあげた
また朝か
寝ぼけた顔をしながら制服に着替える
気が乗らない毎日だ・・・
このところお母さんと顔をあわせていない
まあどうでもいいんだけど・・・
詩衣と母親との間には深い溝がある
詩衣が12歳のころ母親が友達と話していることを聞いてしまったのだ
『あのこ早くこの家からいなくなってほしいわ・・・産みたくて産んだわけじゃないもの・・・』
この言葉を聞いて以来詩衣は母親と話さなくなっていった
詩衣が通う県立の高校は不良もいれば優等生もいるといった
いろいろな人種がそろう学校だ
しかし、詩衣には特別な友達もいない
そんな毎日を過ごしていた詩衣は、生きることの価値観がおかしかった
これからお話する物語は詩衣の恋愛であり詩衣の成長の記録である




