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商品のお披露目

さてと、クラウド家に行くか。

屋敷に行き、アンネを呼んでもらう。


(アンネ・クラウド:娘)

・・・。


(佐々城 雪夜)

どうした?来てやったぞ?


(アンネ・クラウド)

その格好……


(雪夜)

巫女メイドがどうした?


(アンネ・クラウド)

いえ、なんでもないです。



そのまま屋敷に入るフリをして、建物の陰でTシャツとパンツに着替えた。


(アンネ・クラウド)

なんだ、普通になったんだ。


(雪夜)

真面目な話、するからな。


(アンネ・クラウド)

商売の話?


(雪夜)

あゝ、商品を見てもらおうと思ってな。



雪夜は応接室に通される。


(ケイン・クラウド:父親)

この度は扱っている商品を見せてくれるとか。


(雪夜)

はい、ぜひ夫人にも見ていただきたい物もありますので、同席していただけると助かります。


(ケイン・クラウド)

分かった、アンナを呼んでくれ。


(リナ メイド)

はい、旦那様。



そう言ってアンナ夫人を呼びに行ったリナ。


(アンナ・クラウド:母親)

貴方、私も同席してもよろしいのですか?


(ケイン・クラウド)

あゝ、構わん。


(雪夜)

では、商品を見てください。



そう言うと、雪夜は昨日買ってきた商品を並べた。


(アンナ・クラウド)

貴方、これは!


(ケイン・クラウド)

凄い!


(雪夜)

こっちは"ビー玉"と言って、ガラス玉なんですよ。

これで遊んだり、ガラスの花瓶の底に入れて飾りにしたりと色々使い方があります。


(アンナ・クラウド)

あ、遊び!


(雪夜)

こちらがブレスレットでビーズが使われています。


(アンネ・クラウド)

び、ビーズがこんなに!しかも軽い!


(雪夜)

で、こちらは小さいですけど真珠のネックレスです。


(アンナ・クラウド)

し、真珠!小さいとはいえ、こんなに粒揃いで色も揃っているなんて!


(雪夜)

これは"洗濯バサミ"と言って、洗濯物を干す時に飛んだりしないように留める物です。


(ケイン・クラウド)

これはまた珍妙な。


(雪夜)

で、これが"化粧水"と"乳液"と言って、肌の調子を整える物です。


(アンナ・クラウド)

お肌の調子を整える!


(雪夜)

これが"シャンプー"でこれが"リンス"です。

髪の汚れを落とし、調子を整える品物です。

これは洗顔料って言って、顔を洗うの専門の石鹸です。

こちらだとメイク落としもできますので、さっぱりしますよ。

顔の脂も落としますから、男性が使うのも手です。

その後、こちらの化粧水や乳液をつけておくと、肌の乾燥が防げます。

こちらは身体専用の石鹸です、香り付きですね。

香りはこれだけ種類がありますから、香水と香りを揃えて使うのも手です。

洗濯用の石鹸と洗濯物の香りが良くなる専用石鹸もあります。

こちらは"サプリメント"という飲み物で、こちらが体臭予防と言われる"ブルガリアンローズ"、こちらはビタミンという栄養が取れる"マルチビタミン"です。

他にも効果があると言われている物がありますが、あくまで補助食品と考えてください。

バランスの取れた食事が基本ですから。

それと即効性はありません。

あくまで"長く飲み続けたら効果が期待できる"という物です。

それと、こういうのがあれば、というのがあれば言ってください、探してみます。

ボクはこの"ブルガリアンローズ"と"マルチビタミン"は愛飲しています。

なので身体を洗う石鹸は、こちらのローズの香りを使ってますし、洗濯用石鹸、香りの良くなる石鹸もローズの香りで揃えています。


(アンネ・クラウド)

だから、セツナ様からは良い匂いがするんですね!


(雪夜)

まぁ、そうですね。

そこは気を使っています。

洗濯用石鹸と香りの石鹸は、まず先に洗濯用石鹸を、よく濯いでから香りの石鹸という順番で使ってください。

間違えると汚れの落ちに支障が出ます。

また、こちらは"漂白剤"というシミを取りやすくする石鹸ですが、色物は気をつけてください。

場合によっては色落ちをする場合があります。

同じ石鹸で、こちらは食器や調理器具を洗う物です。

今までより洗い物が楽になると思います。


(ケイン・クラウド)

こんな物があるのか!


(雪夜)

売れますかね?

価格はどれぐらいが妥当とかも相談したいんです。

それと、今回これらは差し上げます。

実際使ってみて、意見を聞きたいですから。


(アンナ・クラウド)

い、良いんですか!

後から返せと言われても返しませんよ!


(ケイン・クラウド)

おい!


(雪夜)

いえ、言いませんよ。

使用感の感想を聞きたいですから。

でも、まだ他の人には言わないでください。

売れそうなら取り扱いますので。


(アンナ・クラウド)

もちろんです!

セツナ様の指示があるまで絶対に口外しません!



大喜びして試供品として用意した商品を持って行こうとしてケインに止められた(笑)


(ケイン・クラウド)

アンナ、はしたない!(ため息)


(アンナ・クラウド)

だって、美容ですよ!女にとって美容は命です!

それ以外にもこのように素晴らしい品物、いただかないわけにはいきませんわ!(鼻息)


(雪夜)

あはは。

それ以外にも何かを投入する時、試していただきたいのです。

価値ありとなれば売り出したいですので。

もちろん極秘の品もありますので、そこは気をつけてください。


(アンナ・クラウド)

分かりました!任せなさい!(鼻息)



という事で、第一弾のお披露目は終わった。


(アンネ・クラウド)

あんなにもらって良いの?


(雪夜)

こっちでの評判が聞きたいからね。

と言ってばら撒く気はない。

任せて大丈夫な人に使ってもらって感想を聞きたい。

で、これ、服とヒールね、返すわ。


(アンネ・クラウド)

あっ、靴と服、取ってくるね。

ちょっと待ってて。



そう言うと、アンネは雪夜の服と靴を取りに行った。

服と靴を受け取ると、雪夜は時空転移した。


(雪夜)

よし、元手が要るな。

こっちに戻って来ないといけなくなった時の生活費も確保しとかなきゃだから、ジャンボ宝くじと、タイミング見てのロト7や6、BIGやMEGABIGは買っておこう。

いつまでもあっちで生活できるか分からんからな。

逃げてこないといけなくなった場合、使い果たしてたら困る。



という事で、バレない年齢に対応する為に当たるかどうか分からんけど、とりあえずやっておく事にした雪夜だった。

2週間ほどしてクラウド家を訪ねた雪夜。


(雪夜)

アぁ〜ン〜ネ!遊ぁ〜そぼ!



ガシャン!

何か変な音がした。


(アンネ)

あ、アンタねぇ〜!

って、なんでメイドなん!

どっかの屋敷に就職したの?

就職ならウチの屋敷にしなさいよ!!


(雪夜)

いや、趣味だ。



ゴン!

門の扉で顔を打ったアンネ。


(アンネ)

紛らわしいから、着替えなさい!



そこで雪夜は"Re:ゼロから始●る異世界生活"の中の嫁と公言するR●Mのウェディングドレスに着替えた。


(アンネ)

それなら……んなわけあるかああぁぁぁっ!!



という事で、Tシャツにパーカー、パンツスタイルに着替えた。

雪夜は街ブラした時に、大体の貨幣価値を予測していた。

鉄貨1枚は1円

銅貨1枚は100円

銀貨1枚は1万円

となると、金貨1枚は100万円の価値ぐらいかと。

で、狙いは貴族とその使用人。

安価な物は庶民にとも考えているが、食器用洗剤でさえ1本銅貨1枚とか2枚で薄利多売になるだけに、受け入れられるか心配だった。

庶民の所得水準が分からないからだ。

食事処ならギリギリ売れるかもとは期待しているが。

で、早速ケインやアンナに会う、アンネも同席して。


(雪夜)

商品の感想を聞かせて欲しいのですが。


(アンナ・クラウド)

感想もなにも、最高よ!

この化粧品のおかげで肌はもちもち、石鹸類はさっぱりしてほのかに香る香りが最高よ!


(ケイン・クラウド)

料理人からも、信じられないほど汚れがよく落ちる。

メイド達からは洗濯が楽になり、香りもよく、これは手放せないとの意見だった。

"洗濯バサミ"もタオルやシーツを安心して干せると言っていたな。

サプリメントに関しては、まだまだ効果は分からないのだろ?

他のが他のだけに、期待して飲んでいるよ。


(雪夜)

なら、こちらも試してみてください。

目の疲れが楽になると言われています。


(ケイン・クラウド)

おぉ、それはありがたい、早速飲んでみよう。


(雪夜)

もし、書類が見づらいという事があれば、少しは見やすくなる物もあります。

限界がありますが。

問題はちょっと高価な事ですかね。


(ケイン・クラウド)

そうかね、試しに一つ、用意してもらえないか?

最近、執事のグランが書類が見にくくなったと言っていたのでな。


(雪夜)

分かりました、用意します。

それで、いくらぐらいの値付けで売れると思いますか?


(アンナ・クラウド)

そうねぇ〜。

食器石鹸は銀貨1枚。

洗濯用は銀貨10枚。

化粧品関係は……銀貨50枚。

髪や身体、顔を洗う石鹸も銀貨50枚。

あの"ビー玉"なんて金貨1枚の価値はあるわ。

ブレスレットは、そうねぇ〜銀貨10いえ、50枚。

真珠のネックレスなんて、小さくてもあんな粒揃いはなかなか無いから金貨10枚でどうかしら?


(ケイン・クラウド)

おいおい、安すぎないか。

雪夜殿、妻がすまん。


(雪夜)

いえ、それだけの価値を付けてくださるのなら、充分です。

では、口コミをお願いしてもよろしいでしょうか?


(アンナ・クラウド)

うーん、周りには教えたくないけど、そうはいきませんわよね。

分かりました、任せなさい。

社交界で広めてみせますわ。

ただし、これより高価な物もあります?

あれば見せていただきたいのだけど。


(雪夜)

全てが全てではないですが、用意できる物は用意します。


(アンナ・クラウド)

期待してるわ。


(雪夜)

と言ってますが、高価な物は凄まじく高価ですが、よろしいでしょうか?


(ケイン・クラウド)

あはは、ほどほどにお願いします(冷汗)


(雪夜)

分かりました。


(アンナ・クラウド)

ちなみに、凄まじく高価といいますと?


(雪夜)

金貨数億枚以上です。

最高級となると、更にその1000倍以上はするかと。

ボクでもそう簡単には扱えません。

ボクの世界でも限られた数人ぐらいしか扱えないですね。

ボクなら良いとこ金貨1万枚が限度ですね。

流石にそこまで高価になると用意できません。


(アンナ・クラウド)

金貨数億枚以上……(ゴクリ)


(ケイン・クラウド)

最高級は更にその1000倍以上……(冷汗)


(アンナ・クラウド)

貴方(輝く目)


(ケイン・クラウド)

やめてくれ、破産どころか破滅しても払いきれん!

っていうか、国でも買えんぞ!


(雪夜)

この事は内密にお願いします。

とても扱えませんので。


(ケイン・クラウド)

わ、分かった、というか、扱わないでくれ(涙)



そりゃそうだ。

今のところ、全財産叩いても10億円。

世界最高級の宝石、ピンクスター・ダイヤモンド、59.60カラットは10年ほど前で約7120万ドルもするんだ。

当時のレートですら約79億円、円安が進んだ今はいくらするんだ?

とても買えない、用意できない。

こっちの金貨を"錬成"でインゴットに変えても換金するにはロンダリングしか無いだろう。

マネーロンダリングをしてくれる、ゲフォゲフォゲフォゲフォ……にでも持って行って換金するか?

ゲフォゲフォゲフォゲフォはゲフォゲフォゲフォゲフォです、そんな危ねぇ〜事、書けるか!

という事で、クラウド邸を後にした雪夜。


(雪夜)

こっちじゃボロ儲けだな。

ダイソンやサクサク、ハロールで仕入れたのが、あんなに高値が付くとは。

しかし、貴族価格だな、数には限りがある。

そこは仕方ないか。



という事で、早速、ダイソン、ハロール、サクサクに仕入れに行った雪夜。


(雪夜)

怪しまれない程度の数にしよう。

飢餓感を与えたら、もっと購買意欲が上がるだろう。

希少価値ね。

まぁ、何件か回ろう。



そう言うと、ある程度の数を仕入れた雪夜だった。



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