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クラウド家と様子見の仕入れ

部屋を用意され、くつろぐ雪夜。


(佐々城 雪夜)

さてと、これからどうすっかなぁ……

いきなりお貴族とエンカウントだよ。

後ろ盾にして商売する?

それも手か……

この世界じゃ、ダイソンの商品でも高く売れるだろうし、安物の貴金属もかなりの値段で売れそうだしな。



そこへ例のお嬢様がやって来た。


(アンネ)

あのう、タロウ様。



知らん顔をする雪夜。


(アンネ)

タロウ様。



今度は目の前にやって来て声がけしてきた。


(雪夜)

いや、ボク、タロウじゃないし。


(アンネ)

じゃあ誰ですか?


(雪夜)

二郎。


(アンネ)

ジロウ様。



また知らん顔をする雪夜。


(アンネ)

ジロウ様!


(雪夜)

いや、ジロウじゃないし……


(アンネ)

教えてくださいよ!


(雪夜)

三郎、いや、健二郎、純一郎でも良いか?

名乗るほどもない、しがない商人さ。


(アンネ)

カッコつけてないで教えてくださいよ!


(雪夜)

丹次郎。


(アンネ)

タンジロウ様、私とお付き合いしてもらえませんか?


(雪夜)

嫌だ。


(アンネ)

即答!

でも商人なら貴族の後ろ盾があれば何かと便利ですよ。

ウチのお抱え商人も紹介できますし、販売網も確保できると思うんです。


(雪夜)

その心は?


(アンネ)

電撃がクセになった、あっ……


(雪夜)

変態。


(アンネ)

お嬢様だって大変なんです。

お茶会での協定の確認に腹の探り合い、情報収集とストレスMAXなんですよ!

たまにはハメを外しても良くないですか!


(雪夜)

大変だな、頑張れ(微笑み)


(アンネ)

頑張ります。

いや、だから、息抜きの相手してくださいよ!


(雪夜)

その息抜きって?


(アンネ)

電撃ですよ!

あんな気持ちいいの知ったら戻れないじゃないですか!


(雪夜)

変態。


(アンネ)

変態でもなんでも良いですよ、私には貴方が必要なんです、タンジロウ様!


(雪夜)

お父様には?


(アンネ)

ううっ、まだ言ってません……

これから説得します。

もう考えただけで、濡れ濡れのビチョビチョなんです、糸も引いてます!



貴族のお嬢様がそれはどうかと思うぞ。


(雪夜)

ならやめとく。


(アンネ)

なんでですか!もう疼いて仕方ないんですからね!



だから、貴族のお嬢様がそれはどうかと……


(雪夜)

まぁ、お父様次第じゃない?


(アンネ)

分かりました、絶対説得します!



変なところで気合いが入るアンネ。

食事ができたとメイドが呼びに来た。

アンネと一緒に食堂に行く雪夜。

席に着くと父親が話し出す。


(ケイン・クラウド:父親)

この度は娘を救っていただき、ありがとう。

私はこの家の当主ケイン・クラウドだ。


(アンナ・クラウド:母親)

私は妻のアンナよ。


(アンネ・クラウド:娘)

で、私が……


(雪夜)

キンタロウね。


(アンネ・クラウド)

なんでですか!アンネです!

で、お父様、私、タンジロウ様とお付き合いしようと思います。


(ケイン・クラウド)

どうしてだ?


(アンネ・クラウド)

タンジロウ様は商人です、貴族の後ろ盾がある方が良いと思うんです。


(雪夜)

その心は?


(アンネ・クラウド)

電撃がクセになった、あっ……


(ケイン・クラウド)

お前な(ため息)


(アンナ・クラウド)

良いじゃないですか、貴方。


(雪夜)

その心は?


(アンナ・クラウド)

私も実は……(照)


(ケイン・クラウド)

・・・。


(雪夜)

いや、そういう事ならやめましょう。


(アンネ・クラウド)

なんでですか!(涙)


(雪夜)

なんで泣く(ため息)


(アンネ・クラウド)

私とタンジロウ様の仲じゃないですか!


(雪夜)

タンジロウさんねぇ〜。


(アンネ・クラウド)

えっ?


(雪夜)

自己紹介がまだでした。

佐々城 雪夜と申します。


(アンネ・クラウド)

タンジロウ様じゃ……


(雪夜)

違いますよ。


(アンネ・クラウド)

えぇぇぇっ!!!タンジロウって言ったじゃないですか!


(雪夜)

昔の事は忘れたな(遠い目)


(アンネ・クラウド)

今さっきですよね!


(アンナ・クラウド)

で、セツナ様などんな商品を扱っているのですか?


(雪夜)

うーん、信じてもらえるか分かりませんか、異世界から転移したんです。

それでこの世界の事は分からないので、周りを見ながら商品を仕入れようと考えています。


(アンネ・クラウド)

異世界転移?

そんなの物語の世界ですよ。


(雪夜)

ですよねぇ〜。

ボクもびっくりしました。

まぁ、元の世界では生活は詰んでましたから、心機一転、この世界を楽しもうと思っています。


(ケイン・クラウド)

では、この国の名前は……


(雪夜)

分かりません。

移動してたら、いきなりこの世界のお嬢様の居た場所に着きましたから。


(アンナ・クラウド)

貴方、信じても良いかと。


(ケイン・クラウド)

いやしかし……


(アンナ・クラウド)

そう言えば、その服は見ないよね。

それは元の世界の服なの?


(雪夜)

これですか?

そうです。

ごくありふれた普通の服です。

こちらとはかなり違うみたいなので、まずは服を手に入れようと思っています。

商売するなら人前に出ますから、かなり目立つと思いますので。


(アンネ・クラウド)

なら、私の服をあげる!


(雪夜)

なんでだよ!


(アンネ・クラウド)

そしたら私から離れられないじゃない。

私が上手く誤魔化すから大丈夫よ!

リナ、早く服を。


(リナ メイド)

はい、お嬢様。


(雪夜)

はいお嬢様じゃねぇ〜!!



その後、服を持ってきた数人のメイドに押さえつけられて、無理矢理着替えさせられた雪夜。

ひらひらの中世貴族令嬢服姿にされる。


(アンネ・クラウド)

あはは、似合ってるわセツナ。


(雪夜)

ふふふっ♡って、んなわけあるかぁ〜!!


(リナ)

すみません、セツナ様。

お洋服にスープをこぼしてしまい、くつにも水が……

洗って乾かせてお返しいたしますので、しばしお待ちください。


(アンネ・クラウド)

はい、靴、これね(笑)


(雪夜)

それハイヒールだろ!


(アンネ・クラウド)

あっ、忘れてた、お前達(ニヤリ)


(メイド達)

はい。



雪夜を押さえつけ、バッチリメイクをキメたメイド達。


(アンネ・クラウド)

これで完璧!


(雪夜)

なにこの羞恥プレイ(涙目)


(アンネ・クラウド)

これでしばらくは私と一緒ね!


(雪夜)

なんでだよ!


(アンネ・クラウド)

ふぅ〜ん、その格好で表歩くんだ。


(雪夜)

うっ……


(アンネ・クラウド)

という事で……


(雪夜)

帰ろう。

知り合いも居ないし、別に良いか!


(アンネ・クラウド)

ぬおおぉぉぉっ!なんたる度胸(汗)



という事で、食事の後、帰ろうとする雪夜。


(アンネ・クラウド)

ほんとに帰るんだ(驚)


(雪夜)

帰るよ。


(アンネ・クラウド)

ううっ……


(雪夜)

仕入れもあるから、じゃあね。



雪夜は堂々と玄関から出て行く。


(アンネ・クラウド)

待ってぇ!!



慌てて追っかけてくるアンネ。


(アンネ・クラウド)

また来てくれますよね?


(雪夜)

どうしようかなぁ……


(アンネ・クラウド)

良いじゃないですか!また来てくださいよ!


(雪夜)

服も靴も返しますから来ますよ。

洗って返しますから。


(アンネ・クラウド)

それはいいです、ウチのメイドがしますから。


(雪夜)

そう?


(アンネ・クラウド)

ちょっと洗い方があるので。


(雪夜)

分かった。



そう言うと、雪夜はクラウド家の屋敷を出た。


(アンネ・クラウド)

ほんとにあのまま帰ったよ(汗)



屋敷を出ると、少し街ブラをした。

良い根性してるわ、雪夜。


(雪夜)

うーん、小物も売ってるし宝石もある。

となるとガラス玉とか売れるかな?ビー玉。

透き通るような石は無いか。

いや、普通に街中だから無いのか。

庶民向けならダイソンのでも売れそうやね。

ダイソンとイマゾンで揃えてみるか。

お金は銅貨とか銀貨とか言ってるな、なるほど。



適当に見て回った雪夜は自分の部屋に転移した。

化粧を落とし、着替えるのだが……


(雪夜)

んぎゅうぅぅぅっ♡コルセットが外れん……



四苦八苦しながらコルセットを外し、部屋着に着替えた。


(雪夜)

とりあえず明日、ダイソンに行こう。



予定を決めると風呂に入って寝た。

翌朝起きると準備をした。


(雪夜)

おっ、完治してるだけに普通に寝起きできるな。

睡眠薬は……もらっとくか、何かの薬に立つかも。

病院だけはちゃんと行こう。


 

着替えて出発する雪夜。


(雪夜)

この辺で良いか。



収納庫からデリコD:5を出し、ダイソンに向かった。


(雪夜)

えーっと、この辺の装飾に使えそうな……

いや、ビー玉とかカチューシャ、ブローチ類にしとこう。

洗濯バサミは……持って行ってみるか。

ドリンク剤とかシャンプー、リンスなんか良さそうやね。

後でサクサクにも寄ろう。



ダイソンとサクサクに寄って、無難そうなのやお菓子を買って車に積んだ。

家に帰ると車から降ろしてカバンやカゴに入れ直し、ストレージに入れた。

ついでにハロールでシュークリームとケーキも買っておいた。


(雪夜)

さて、行きますか。



雪夜は巫女メイドに着替え、世界を渡った。おい!



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