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そろそろ社交界シーズン

いつも通り仕入れを欠かさない雪夜。

スイーツもスーパークラスからケーキ屋クラスまで取り揃えていた。

ハロウィンジャンボの結果はというと、2等1億円が当たった。


(佐々城 雪夜)

順調に当選してくれてるな、何よりだ。


国内での調達だけに、円が要る。

お金はあるに越したことはない。

金や銀のインゴットもいい具合に貯まったので、マネーロンダリングのできるゲフォゲフォゲフォゲフォのプライベートバンクに口座を持った。

当然、資産運用も開始だ。

プライベートバンカーが付くからな。

ゲフォゲフォゲフォゲフォはゲフォゲフォゲフォゲフォである。

どこだろう、そんなもん危なくて書けるか!

まぁ、"転移チート"で魔法は使える。

なんとかなりそうだ。


 

金銀の換金で数十億円、金は現物も残しての運用らしい。

まぁ、任せた。


(雪夜)

コンビニ商品も仕入れとくか。



雪夜はセブンハイの冷凍や冷蔵シリーズを仕入れた。

コンビニは多いので、各店舗回って数を稼いだ。

流石にドカ買いするヤツは居ないので、種類を多めに数は1個ずつみたいな感じで仕入れた。

順調に行き来をして納品する雪夜。


(アンネ・クラウド:娘)

ねぇねぇ、そろそろ社交界シーズンなの。


(雪夜)

そうか。


(アンネ・クラウド)

でね(上目遣い)


(雪夜)

頑張れ(微笑み)


(アンネ・クラウド)

うん……違ぁ〜う!

パーティーの事なんだけど。


(雪夜)

周りを出し抜きたいと。


(アンネ・クラウド)

うん(期待する目)


(雪夜)

はぁ……大体請け負ったのは金貨2500枚コースまでだったからな。

本気で出し抜く気か?



雪夜は慎重に計算した。


(雪夜)

太陽のタマゴを50個で100万、美人姫が200粒で1000万、クラウンメロンを50個で50万、寿司一人前2万を100人前で200万、帝都ホテル他のケーキが5000円を500個で250万、これだけでも1600万。

マストの簡単クッキングはデパートの一流野菜を使って400万で足りるか?

珍味にお菓子は50万も使えば足りるか……

クッキー他焼き菓子類はパティスリーヒライや母恵夢、バームクーヘン他はパティスリー ザ・エレンヌの詰め合わせ7000円を200箱いくか、お土産に1人1箱で100人分これで300万もかからんな、となるとこの時点で2350万か。

他の料理も一流品を使ってと、肉類はA5のブランド牛でいくか。

色々混ぜても100kgも買うと200万以上かかるな。

お酒は500万だったな。

出し惜しみ無しでかき集めて4000万〜5000万ぐらいの予算を組むか。

それを金貨1万枚でやって、約60億!悪くない。

8000枚にまけて48億、充分だ。


(アンネ・クラウド)

どうしたの?


(雪夜)

アンネ、そのパーティーは3日間だよな。


(アンネ・クラウド)

ええ。


(雪夜)

3ヶ月後か?


(アンネ・クラウド)

まだ4ヶ月あるわ。


(雪夜)

金貨1万枚出せるか?

ここまで金かけるヤツも流石に居ないだろ?

払えるか?


(アンネ・クラウド)

金貨1万枚!

そんなにお金かけるパーティーなんて無いよ!

請け負ったのも2500枚が最高でしょ?


(雪夜)

そうだが、競り合って出せる連中は居るか?


(アンネ・クラウド)

うーん……


(雪夜)

それを金貨8000枚でやる。

その代わり、出し惜しみ無しだ。

至高品を投入する。

しかし、やり過ぎて目をつけられても困るだろ?

その辺はどうなんだ?

領民から搾取してるとか変な噂を流されても困るだろ?


(アンネ・クラウド)

それは言えるわね。

かけ過ぎて、私腹を肥やしているなんて言われたら最悪よ。


(雪夜)

ならどれぐらいでやる?

いつも通り、金貨2500枚コースか?


(アンネ・クラウド)

うーん……


(雪夜)

自慢したいと。


(アンネ・クラウド)

うん。


(雪夜)

お土産の焼き菓子セット100箱とか?

もちろんパーティーにも出すから、両方で200箱。

しかし、1箱金貨5枚はするからな……それだけでも金貨1000枚だぞ?


(アンネ・クラウド)

それぐらいはなんとかなるかも、お父様に聞いてくる。



そう言うと走って行った。


(グラン 執事)

申し訳ございません、セツナ様。


(雪夜)

いえいえ、しかし、そんな事して大丈夫ですかね。

上見ればキリ無いですし……


(グラン)

旦那様がブレーキをかけると思いますから大丈夫ですよ。

お気遣いありがとうございます。



以前の予算は1パーティー、最高金貨800枚と聞いていたからだ。

それが"異世界産"を使うという事で跳ね上がり、金貨2500枚なんて事になっている。

3食だったのが7食が当たり前になったしな。

金を気にせず"異世界の料理"が食べ放題!皆帰らないからな。

ゲストは良いがホストは大変だ。

爵位によっては出せない貴族も居る。


(雪夜)

こっちは嬉しいが、パーティー費用がインフレしてるよな。

まぁ、"異世界産"にそれだけの価値を見出している以上、下げるわけにもいかないし……



"異世界産"の値段を下げるという事は、こちらは値段を下げなきゃいけなくなる。

デフレが起こり、生産者などが困ってしまうからだ。

まぁ、おかげで雪夜は凄い財産ができているが。

雪夜は早くから海外口座からしかお金は引き出して無かった。

生活費の引き落としなど、怪しまれないものは国内口座を使い、仕入れなどには海外口座から引き出して現金払いをしている。

カード履歴が残らないように。

アンネが戻ってきた。


(アンネ・クラウド)

ダメだって、お父様のケチ!


(雪夜)

そりゃそうだろ、お金かけ過ぎだ。


(アンネ・クラウド)

でも、お土産ぐらいなんとか……


(雪夜)

なら、お土産の予算聞いておいで。

それで探す。


(アンネ・クラウド)

分かった。



また走って行くアンネ。


(雪夜)

なんか執念だな。

お土産を用意するとして、100箱で足りますか?


(グラン)

そうですね。

招待状は80人に送ってますから、余裕をみて100箱あれば充分かと。


(雪夜)

金貨5枚、100箱で金貨500枚か……

まぁ、クラウド家価格で金貨400枚でやりますけど……


(グラン)

いつも申し訳ございません。


(雪夜)

それだと合計2400枚だから丸く収まるかな?


(グラン)

通常2500枚ですからね。

多分、お嬢様も納得するかと。



するとアンネがニコニコ顔で戻って来た。


(アンネ・クラウド)

お土産だけなら良いってお父様が言った!(輝く目)


(雪夜)

なら用意するよ。


(アンネ・クラウド)

やったぁ〜!!(嬉)



という事で、雪夜はパティスリー ザ・エレンヌの詰め合わせ7000円のを100箱注文する事にした。


(雪夜)

お土産はクラウド家価格で金貨400枚で良いって伝えといてね。


(アンネ・クラウド)

うん!ありがとう!!(嬉)



という事で、お土産を注文して直接取りに行った。


(店長)

パーティーでもあるんですか?


(雪夜)

ええ、そのお土産に配るんです。


(店長)

それはありがとうございます。

またのご利用、お待ちしております。



一応、積めないと言い訳できないのでデリコD:5で行った。

っていうか、こっちで乗るならデリコD:5でなくてもいけるんじゃないか?

最近それに気づいた雪夜。

月極駐車場を借りた。

そして買ったのがローゼット、軽貨物のバンだ。


(雪夜)

この方が取り回しが良い。

積載量も充分だ。



そう、酒屋は疑問だが、それ以外の普段の仕入れならそこまで大きいのは要らない。

買った分がとりあえず載ればいい。

積んで運転席に乗ると"ストレージ"に収納するからだ。

可能な限り鮮度を落としたくないし、整理するのも面倒だからだ。

"ストレージ"に入れてしまうと関係ない。

ストックは表示されるし、出したい物を出したいだけすぐ出せる。

仕分けの必要がないのだ。

探し物もすぐ分かるし。

なら、軽貨物ほどの積載量が必要だったのか?そこは疑問だ。


(雪夜)

あれ?こんなに積載量は必要なかったかも……



ほらな。


(雪夜)

でも、万が一の場合もあるからこれで良いか。

あの不足分を買いに走り回った悪夢もあるしな。

ん?いや……うーん……

まぁ、とりあえず良いや。



戻ってきたら、毎日仕入れてるから、どうなんだろうねぇ……

今やミネラルウォーターも銘柄別で提供できるしな。

まぁ、そう言ってもスーパー、コンビニの定番だが。

水は凝ると種類が多い、ある程度絞らないと用意のしようがない。

提供リストはこちらの匙加減だ、仕入れやすさ優先にすれば良い。


(雪夜)

今日も仕入れに回るか。



ハロール、セブンハイ、フェラチマートを回る雪夜。

温めた弁当は"ストレージ"に入れ、お土産にしたりしていた。

社交界シーズンの予約が入りだす。

3日間は付きっきりになる為、その日は他のパーティーには行けない。

なので予約の争奪戦が始まる。

雪夜はそれを見込んで、毎日仕入れていたのだ。

社交界シーズンでなければ、そんな大きなパーティーはしないし頻繁にはやらない。

日常に必要になった品だけだから、まとめて仕入れられたら、ストックはできる。

酒は贔屓の酒屋をいくつか押さえているので、定期的に大量仕入れをしていた。

酒屋からはイベント請負会社と思われている。

それを逆手にとり、週末を理由に普段から大量仕入れをしていた。

社交界シーズンは3ヶ月、次から次へと予約を入れると身体がもたない。

1週間に1ヶ所だけ請け負う事にした。

3日間はほとんど徹夜だ、連続したら死ぬ。

そろそろコンビニメニューも大量仕入れをしだす。

パスタやサラダなど大皿にしやすいメニューを予約するのだ。

大量に注文するコンビニの店長とは友達になった。

イベントに使う事をしれっと匂わせながらの発注だが、向こうも商売人だ、根掘り葉掘りは聞いてこない。

嫌がられて他の店に行かれたら堪らないからだ。


(コンビニ店長)

そろそろイベントシーズンですよね。


(雪夜)

そうやね、また頼める?


(店長)

もちろんですよ。

そろそろクリスマスケーキの予約も始まりますし、おせちの予約も始まります。


(雪夜)

クリスマスケーキとレッグチキン、オードブルとおせちは欲しいね。

数量限定だろうから、どれぐらいなら注文できる?


(店長)

ウチの割り当て分、全部で良いですか?


(雪夜)

他のお客様に迷惑がかからない範囲なら、限界まで頼みたい。

もう予約が入り出したしね。


(店長)

いつもありがとうございます。



そんな行きつけのコンビニを10店舗ほど押さえている。

仕入れはバッチリだ。

今、発注したのは来年用だ。

でないと間に合わないからな。

"ストレージ"があるからなせる技だ。

普段のメニューも当然仕入れる、温めは必要ないのでバックヤードで受け取る。

車に積んで"ストレージ"に収納、パレットから出した状態で取り出し魔法で温めて再度"ストレージ"に。

パレットは翌日返しに行く。

マイパレットを買ったと言っているからだ。

でないと店側が困る、"ストレージ"の事は当然言えない、言っても信じない。

頭の痛いヤツと思われると相手にされなくなるから、そこは上手く立ち回らないとね。



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