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拠点作りのDIYとネズミ族の助言


「さて!今日も元気に拠点作りだ!」と、俺は仲間たちに呼びかけ、腰に手を当てて洞窟を見渡した。この広い洞窟が俺たちの新たな拠点になる――そう思うと胸が高鳴る。


「よし、今日は寝床と食料保管場所、それから、少しずつでもいいから居心地よくしていくぞ。最終的には、ここを俺たちの城にするんだ!」


レッドローチたちが「城ってすげぇ!」と興奮しながら頷き、早速行動を開始した。全員、やる気満々だ。この勢いを活かして、DIYで少しずつ理想の拠点を作り上げていくのが目標だ。


◇◇◇


「まずは寝床だな。しっかり休める場所がなきゃ、体力も気力も持たないしな。」


俺は洞窟の奥の方を指差し、レッドローチたちにそこを整備するように指示を出した。彼らは岩を少しずつ転がしたり、壁に寄せて、適度な仕切りを作り出している。これで、寝床と作業場の区別ができるだろう。


「いやー、これだけ広い洞窟だといろいろ考えるだけでも楽しいよなぁ。なんなら、棚を設置して小物を置くスペースも欲しいくらいだ。」


俺がぽつりと独り言を言うと、レッドローチの一匹が手を挙げて「じゃあ、小枝を拾って棚作りに挑戦してみます!」と元気よく提案してくれた。おお、なんだか本格的にDIYしてる感じがするじゃないか。


「いいねぇ!小枝を編んで棚を作るってか?オシャレじゃん!じゃあ、木のツルも取ってきて、それで組み立てるといいかもな!」


俺は指示を出しながら、彼らの作業を見守った。レッドローチたちも「棚のDIYとか初めてだな…」と話しながら、小枝を運び、ツルで編み込みを始める。


◇◇◇


次に取り掛かったのは食料保管場所だ。ここはもっと慎重に作らなきゃならない。俺たちが苦労して集めた食料が安全に保管されるよう、洞窟の一角をしっかりとしたスペースに整備することにした。


「さて、食料保管のエリアは…ここだな。この洞窟のちょっと冷える場所に保管すれば、長持ちするんじゃないか?」


俺がそう言うと、スケルトン兄貴が「ふむ、さすがリーダー。冷気が流れるところを使うとは頭がいい」と褒めてくれる。気分が乗ってきたぞ。


「で、食料保管の周りにはネズミ族からもらった魔物避けの実を吊り下げておこう。そうすりゃ、魔物が近づくのも防げるし、何より、地上特有の虫も寄ってこないだろう。」


俺はさっそく、ネズミ族のリーダーからもらった実を取り出し、洞窟の中で目立つ位置に吊り下げ始めた。この実の香りが魔物や虫を遠ざけてくれるらしい。レッドローチたちも「こういうのって地味に便利だよなぁ」と感心している。


◇◇◇


しばらく作業を続けていると、洞窟の入り口に見慣れた影が現れた。ネズミ族のリーダーだ。


「やぁ、元気そうで何よりだな!どうだ、地上生活には少しずつ慣れてきたかい?」彼はいつものように鼻をピクピクさせながら、洞窟の中を見渡している。


「おぉ、リーダー!ちょうどいいところに来たな。実はさ、この拠点をもっと安全にしたいんだが、何かアドバイスはあるか?」


俺が尋ねると、ネズミ族のリーダーはしばらく考えてから、「ふむ、だったら出入り口をもう少し工夫してみたらどうだろう?」と提案してくれた。


「工夫?」


「そうさ。例えば、洞窟の入口に偽装扉を作るとか、木の葉を編んでカモフラージュするとかだな。こうすれば、見た目だけで敵を惑わせることができる。」


おお、さすがは地下生活のプロ、ネズミ族のリーダーだ。彼の知恵には毎度のことながら驚かされる。


「じゃあ早速、入口の隠れ蓑を作ってみようぜ!レッドローチたち、小枝や葉っぱを集めて、ここにかぶせるんだ!」


俺の指示で、レッドローチたちは手分けして森から材料を集め、洞窟の入り口を見事に隠し始めた。木の葉やツルで編み込んだカモフラージュカバーが出来上がると、外からはほとんど見えなくなった。


「すげぇ、完璧じゃないか!これでちょっとやそっとの敵には気づかれないだろう。」


俺は完成したカモフラージュを見て、大満足の笑みを浮かべた。これで少しでも安全が確保できる。


◇◇◇


さらに、ネズミ族のリーダーは「それと、洞窟の中に小さな逃げ道も作っておくと良いかもしれない。もしもの時に身を隠す場所があれば、すぐに避難できるからね」と助言をくれた。


「なるほどな、確かにそれは重要だ。小さな隠れ家があれば緊急時にも安心だもんな。」


俺は早速、洞窟の奥の壁に小さな逃げ道を掘り始めた。レッドローチたちも協力して、少しずつ穴を広げていく。これで、万が一の時にも逃げ込める場所ができるわけだ。


「ほら、こんな感じで隠れるのさ。」ネズミ族のリーダーが試しにその隠れ家に身を潜めてみせる。彼の姿は完全に壁と一体化して、どこにいるのかわからないほどだ。


「す、すげぇ…さすがネズミ族。これならどんな敵でも騙せそうだな。」


レッドローチたちも感心しきりだ。こうして洞窟はただの寝床から、しっかりとした防衛拠点へと変わっていく。


◇◇◇


最後に、俺たちはちょっとした「くつろぎスペース」も設けることにした。長旅の疲れを癒すためには、リラックスできる場所も大事だ。


「ここには木の実とかを置いて、みんなでくつろげる休憩所を作ろう!」


俺たちは少し広めのスペースに小石を並べ、床を柔らかくするために苔を敷き詰めた。さらに、木の実や果実を置いておけば、おやつもすぐに手に取れる。レッドローチたちも喜んで作業を手伝い、この小さなくつろぎスペースが完成した。


「ふぅ、これでちょっとは居心地が良くなったかな?」


俺は仲間たちと一緒にそのスペースで一息つき、達成感に満たされた気持ちで天井を見上げた。これが俺たちの新しい家だ。危険だらけの地上で生き抜くための拠点が、こうして少しずつ整えられていくのを感じ


ると、何とも言えない安心感が広がる。


◇◇◇


「さて、今日はこれで一区切りか。だけど、まだまだやることはあるぞ!」


俺は拳を握りしめ、レッドローチたちと共に決意を新たにした。ネズミ族の助言と、仲間たちの協力のおかげで、俺たちは地上での生活に一歩ずつ適応しつつある。この拠点が完成したら、次はさらに広いエリアを目指して冒険を続けるつもりだ。


「さぁ、明日からもまた頑張るぞ!ここを俺たちの城にしてやるんだからな!」


俺の掛け声に、レッドローチたちが元気よく応え、拠点作りに励む日々が始まった。

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