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週刊マーガレット 3

時系列、と言ったものの、順番通りには思い出せずに、ごちゃごちゃしてしまっている。いまさらだが、順番は特に意味はないと思っていただければ。


敬称は省略しています。

西谷祥子

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 少女漫画界の大御所、と言ってもいい人の一人だろうが、1980年前後の私にはあまり印象に残る作品が無かった。『幸福ゆきかしら?』、『手紙をください!』、『愛がありますか?』と言ったあたりが、週刊マーガレットを私が読んでいた時期と被っているが、どうも記憶に残っていない。『日の輪月の輪』という、日本神話を題材にしたらしい作品がちょっと異色だったという記憶はあるが、これらはデジタル版とかは無いので、読むのは困難だ。


柴田あや子

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 この人もベテランだが、『恋のシャッター・チャンス!』がこの時期だと印象に残っている。内田都という、駆け出しの写真家が、写真家として成長していく物語。

 これもデジタル版で読むことが出来た。当時も、絵の上手い人だと思っていたが、今見てもデッサン力や構図がすごい。姉にこの人すごく絵が上手いよね、といったが、

「どんなとこが?」

 という感じで、姉は漫画は読むが、絵は描かないので、私がいう絵画的な技巧については理解してもらえなかった。

 お話の方は、中高生よりは、社会人を意識し始めるくらいか、社会人になりたてくらいが興味を引く内容だろうか。トレンディードラマという言葉はこの頃よりは後だが、そういう雰囲気もある。

 

岩館真理子

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 姉が好きな漫画家だった。『チャイ夢』という作品は覚えている。この当時だと、まだ、”乙女チック”な漫画家という印象があった。

 ファンの多い漫画家、というイメージがある。こういうと語弊があるかもしれないが、男性にはあまり実感できないというか、もともと持ち合わせていない、女性の感性で描かれているという印象がある。二人の姉を見ていると、つくづく男と女の感性の違いを思い知らされることが多かった。

 この頃くらいから、だんだん個性的な作家になっていったのではないだろうか。


富塚真弓

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 週刊マーガレットで上位の人気があった漫画家と記憶している。『赤い屋根のポプラ荘』という、女子高生が結婚して出産をへて大学まで進学する作品が人気だったと思うが、こうストーリーを紹介すると、ハードな内容に思えるが、作風もあって、だいぶ明るい雰囲気だった記憶。

『隼人くん元気?』は、眼鏡の野暮ったい少年が主役? だったので私はそちらの方が好きだった。

 王道な、クラスの女子には人気、という漫画家は、正直、私にはなじめない作家が多かった。小さい頃から少女漫画を見慣れていても、苦手な作家とかはいる。高校のころに、富塚真弓の絵が可愛くて好き、という男子もいたので、これは好みの問題だろう。


星野めみ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 当時は、どことなく、立原あゆみっぽい、と思っていたが、今見るとそうでもなかった。私には、絵柄が独特な雰囲気を出して見えていた。かくれんぼシリーズという、タイトルにかくれんぼが付く作品を描いていたことは覚えている。

 富塚真弓と同じ理由で、あまり読んではいなかった漫画家。


川崎苑子

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 この人の作品と言えば、『土曜日の絵本』だが、本当に絵本のように可愛い、綺麗な絵の漫画だった。今、デジタル版で読むこともできる。

 この作品で今でも記憶に残っているのは、移動販売? だったかの花屋の夫婦が、実は……、という話。人当たりの良さそうな優しい夫婦に描かれてて、それが作風とのギャップもあって印象に残っていた。私もストーリーに騙されて、それはないよ、と思ったものだ。

 ほのぼのしていても、それだけの作品ではなかった。

次回は週末以降になるかと思います。

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