なかよし
なかよしで読んだ漫画の記憶は少ない。キャンディ・キャンディ以降、姉たちがなかよしを買わなくなったこともあるのだろう。
文中の敬称は省略しています。
いがらしゆみこ
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なかよしという雑誌で直ぐに思い出すのが、『キャンディ・キャンディ』。とても簡単に言うと、孤児の少女キャンディが、周囲の偏見などにもめげずに生きていく姿を描いた物語。まあ、このエッセイを読むような人には説明不要だろう。
イライザ、という名前が、意地悪な女の子の代名詞みたいになったり、色々と、影響を及ぼした少女漫画で、アニメもヒットし、昭和を代表する漫画作品と言ってもいいだろう。
姉たちは、アンソニーという登場人物に入れ込んでいて、二次元の登場人物に嵌るという人を間近にして、妙な気分になったものだ。テレビのCMに、アンソニー・パーキンスが出ていたので、「アンソニーがでてるよ」といって姉に頭を小突かれた記憶がある。
『キャンディ・キャンディ』は、いがらしゆみこの作画に、水木杏子の原作という製作体制だったようだが、これが後に騒動に発展する。
現在、『キャンディ・キャンディ』はアニメは再放送も無く、漫画も再販されず、超の付く大ヒット作だったにもかかわらず(あるいはそれ故に)、現在はまったく公式には見ることが出来なくなっている。
いがらしゆみこの他の作品では、『ジョージィ!』というオーストラリアが舞台の漫画があるが(原作:井沢満)、『キャンディ・キャンディ』ぽいな、と思った記憶しかない。この漫画もアニメ化されている。
たかなししずえ
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『おはよう!スパンク』(原作:雪室俊一)は、スパンクという名の犬が主役の漫画。愛子という少女とのふれあいを描いた作品。
引っ越し早々愛犬を事故で亡くすというハードな展開。父もいないし、母は遠く海外で生活している、と、結構ヒロインは不幸だ。アニメの方では、そんな衝撃展開は無かったようだが。
漫画は復刻版がデジタル版で読むことができる。アニメもネットで配信されている。また、『なかよし』2022年9月号より2023年8月号まで『おはよう!スパンク てくてく』として、期間限定連載されたようである。
なかよしの連載時には読んだことは無く、学校に持ってきていた子がいたので、借りて読んだ。冒頭のいきなりの展開にそんな始まり方なんだ、と思った記憶が。
他に、たかなししずえは、アニメの『おジャ魔女どれみシリーズ』コミカライズも手がけている。