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基本

作者: 袖ヶ浦 淳之介

宜しければ、御読みになって上げて下さいまし!

 基本きほんわたしがひとりきりで居る時には、話しけないで欲しい。誰かと一緒にいる時ならいいのだけれど。    わたしは独りでいる時には決して孤独ではないから。わたしは独りでいる時にはきっと話し掛けないで欲しい。わたしは、わたし独りでいる時にはかならず、なんらかの考え事をしているから。考えごとふけっているのだから。 夢の中の世界を彷徨さまようのをたのしんでいるのだから。その愉しみを呵責かしゃくなく邪魔じゃまされるのは、うばい取られるのは、実に口惜くやしいことだ。理不尽なことだ。基本、わたしは、わたし独りであるときには話し掛けないで欲しい。     わたしは誰かといる時には、きっと話し掛けて欲しい。わたしは誰かといる時には、話す内容を見つけられないし、話し掛ける勇気を持っていないから。何を考える余裕よゆうも持っていないから。    ひとなんてそれぞれだ。それでいいと思う。それを寂しいひとだなんて言うのは、とても寂しい。

御読み頂きまして、誠に有難う御座いました!

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