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どうも、悪役令嬢に転生した男子です!  作者: ずうぉるふ
第一章
3/19

小さな太陽

伊織視点です。

◆◇◆◇


幼なじみで親友で、俺の大好きな人が死んだ。


昨日帰ってこなかったため、彼の両親が探した結果、道端で倒れているのを発見したらしい。


彼の両親が病院に来て教えてくれた。


「最期に親友の伊織くんに会えて良かったと思うわ」

彼の母親が泣きながら言った。


「我が子を失ったんだ... 相手にはそれ相応の罰を受けさせるから、君も安心するといい」

彼の父親は目が腫れている。昨日たくさん泣いたんだろう。


ショックで言葉が出ない。


震える喉から無理やり出した言葉は「そうですか」という消えそうな声だけだった。


「伊織くんの体調も心配だからもう帰ろう」

そう彼の両親が会話をしている。


「あの子と仲良くしてくれてありがとう」

彼の母親が去り際に言った。


小さい頃から明るくて太陽みたいな人だった。

そんな君が大好きだった。

なのに、もう会えないなんて...


信じたくない、またいつものように笑いかけて欲しい。


涙が止まらなかった。




胸が苦しい。




◆◇◆◇


あれから徐々に体調が悪くなっていった。

彼の両親も何度もお見舞いに来てくれた。


彼が死んでしまったショックで持病が悪化したらしい。


食事も喉を通らない。俺に食べる気がないのか、食べても吐き出してしまう。


もうどうでもよかった。


自身の両親には申し訳なく思っているけれどもう疲れたんだ。ごめんなさい。


家族に囲まれながら俺は意識を手放した。



彼にもう一度会いたい。





伊織、、、重め。

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