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俺って土魔法の才能あるの!?  作者: シロシロ
23/57

23.マジックミラー



 夜になり、その客が予約したコロンさんの部屋に待機していた。

 コロンさんはここで働き始めて4年、人気上昇中のスレンダー長身美人さんで、例の客に指名されるのは初めてということであった。


 ここに隠れててと言われて入ったのは、鏡の裏の小部屋、ベッドは丸見えだが、ベッドからは見えないマジックミラールームになっていた。

 カレンちゃんと2人で狭いマジックミラールームに入ると体が密着していいにおいがした。

 カレンちゃんももう13歳、身長は160cmでママに追いつけ追い越せと育つべきところが育ち始めている。

 肩と肩が触れ、右手の肘がカレンちゃんのお腹に当たる……理性を保てる自信がない。

 もう襲い掛かろうかと考え始めたころにコロンさんが客を連れて部屋に入ってきた。

 シャワーを浴びて、ベッドに座り、コロンさんの前戯が始まった。

 色っぽい声となまめかしく動くお尻に興奮し、俺の監視対象がコロンさんのお尻から、カレンちゃんの胸と太ももに変更されたとき、客がコロンさんに突然キスをして、コロンさんに何かを服ませた。

 素早く何かを唱え、指で額に触れると、額がぽっと光を放った。

 あれは、呪術だ。

 丸薬を口移しで飲まされたりしなかったが、昔、ノラ隊長にかけられた呪術と同じだ。

 ボーとして術に入り込んだコロンさんに対して、男が話し始めた。

「ストラデスのことを教えろ」

 その男が発した名に少し聞き覚えがあった。

 この娼館、黒鳥館の後ろ盾になっている組織のボスの名前だ。

 奴のお気に入りの女は誰だ?その女に子供はいるか?今はどの屋敷にいるのか?など、10ほどの質問をゆっくりと問うと術を解呪し、記憶のないコロンさんをベッドに寝せた。

 コロンさんはほとんどの質問にわからないと言っていたが、お気に入りの女性の名前はミランダと答えた。

 お客は、時間になるとコロンさんに声をかけて起こし、チップを渡すと、コロンさんと一緒に部屋から出て行った。


「さっきの何?催眠術?」

 狭いマジックミラールームから出て一息つくと、カレンちゃんが質問してきた。

 あれは呪術で、人を操ったり、記憶を操作したりできることを教えた。

 カレンちゃんはずいぶんと興味を持ったようだ。

 これ以上人心を操る術を学んで何をする気だ?


 カレンちゃんママは、今日は客を取らず、俺たちの報告を待っていてくれていたので、早速、報告に行くと、一緒に支配人室まで行くように言われた。

 支配人室で、支配人のバーンズさんに挨拶して、部屋でしばらく待つとコロンちゃんも顔を見せた。

「呪術を使って、コロンさんを言いなりにした後、ストラデスさんのことを探ってました。コロンさんはミランダさんという名前を出した以外はわからないと答えていました」

 乱暴されたり、呪術の丸薬以外は変な薬を使われたりしていなかったので、昔の記憶の欠如などおかしなところがなければ問題ないというとコロンちゃんは安心して、喜んでいた。


 しかし、バーンズさんとカレンちゃんママの顔はすぐれなかった。

「一度パドラにはストラデスさんに会いに行って、状況を説明してもらおうか。黒鳥デリバリーの活動にも陰ながら援助していただいているから、ちゃんとお礼を言うんだぞ」

 俺が6歳の時からこの娼館に遊びに来ていたが、それを許して、ずっと見守ってくれていたバーンズさんの意見には素直に従う。

 それにしても黒鳥デリバリーに援助って何だろう?

「同じエリアで同じ商売をやろうとした奴が、エリアを変えたり、扱う商品を変えたりするよう説得してくれていた」らしい。

 ミランダさんはまだ仕事中ということで、後で、バーンズさんとカレンちゃんママで話をするということだったので、俺とカレンちゃんはストラデスさんに会うべく、黒鳥館を出た。


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