第三話一人目だ、、、
俺は必ず仇をとる、、、親父の墓の前で誓った。家族を殺したクズどもも、それをヒーローだと言って騒ぐ猿どもも、俺は必ず殺してやる。父さん、、、まずはーー
「いきますよ、、、!!」
「こいよっ!!」
テコンドーが後ろ回し蹴りをするがそれを寸前で正斗はかわす。
「おせーな、、、止まって見えるぜ」
「クズがっ!! お前は俺がっ!!」
テコンドーが話している途中に正斗は肘打ちでテコンドーのアゴを突く。
「お前がどうするんだ? え?」
正斗は殴ることをやめない。
ガッガッガッ!!
正斗が連打をやめるとそこには顔が変形し血だらけになっているテコンドーがいた。
「よぇーな、、、お前らみたいなザコが父さんを殺したのか、、、」
「や、やめろ、、、金なら払う!! だから、殺すのだけは、、、!!」
「お前らみたいなクズのために母さんは死んだのか、、、」
正斗がゆっくりとテコンドーに近づく。
「お前はやっぱり最初に狙ってよかった、、、いい準備運動になったよ」
「や、、、やめろぉ!!」
グシャッ、、、
父さん、、、まずは一人目だ、、、!!
テコンドーを殺して数分後、他のヒーローが駆けつけた時、正斗はテコンドー「だった」物体の上に座り、待ちわびていた。
「おっ、、、やっときたかクズども」
「お前、何をしている、、、?」
駆けつけたヒーローが何かに座る正斗を見て一気に表情が暗くなる。
「何してるって掃除だよ。お前だって部屋にホコリがたったら掃除するだろ? それと一緒だ」
「お前は何を言っている、、、? お前がそのホコリの立場だろう?」
ヒーローの腕は血管が浮き出るほどに拳を強く握りしめている。
「それよくお前らが言えるよなぁ、、、もっと他の奴が来て欲しかったけど、お前もくんなら殺すぞ?」
「それはこっちのセリフだろ、、、もう遅いがな、、、」
後ろから遅れて1人のヒーローが駆けつけてくる。
「おいっ、ライジン!! 見つかっ、、た、、か?」
遅れてきたヒーローがテコンドーだった物を見てみるみる顔が青ざめる。
「あいつが、、、やったのか?」
「どうやらそうらしい、、、気を引き締めろ、、、こいつは必ず俺たちが殺す、、!」
「あぁ、同意見だ」
ヒーロー達は正斗をじっと見つめ怒りをあらわにしている。今から起きる惨劇には正義などは微塵のかけらも残っていなかった。
ーキャラ図鑑ー
No. 1 如月 正斗
年齢 18歳
好きなもの 家族とチョコボール
嫌いなもの クズと猿
過去に暗い過去を持っているようだが詳しくはわからず2020年4月3日にヒーローを2名殺害したことからA級犯罪者として追われている。
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