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西暦終焉のあらすじ

ほんとに読まなくてもいいです。

魔王がどういった経緯で魔王になったかをザッと書いただけのあらすじ集なので。

でも、いずれ全部書きたいですね。

全部書きたいんだけど、まだまだ書けそうにないからラストである今作だけ書いてとりあえず満足したいのが本音。

 事の始まりは西暦二〇〇〇年初期の頃である。

 地球に一つの隕石が落下した。

 それ以来、人々は空想を具象化する能力を獲得し、これを魔法と呼ぶようになった。

 隕石には未知の生命体が付着していた。

 その未知の生命体は人間の脳に住み着き、脳内で交わされる電気信号を喰うことで人間の空想をコピーする能力を持っていた。

 魔法の正体とは、未知の生命体そのものだったのだ。

 未知の生命体は魔素と呼ばれ、人類文明の発展に大きく関与していった──。


 しかし、数十年後。

 黒い靄に似た謎の存在が出現し、無差別に人類を襲うようになった。

 ソレは生物ではなかった。

 物体ですらなかった。

 長きに渡る研究の末、ソレは人類が使い古してきた魔力の集合体だということが判明した。

 ソレは『魔に属するモノ』、すなわち『魔属』と呼称され、やがて『魔族』と字を変え人々のあいだに浸透していった。

 人類は魔族の出現から間もなくして霊長の頂点から引き摺り下ろされた。

 多様な生物を殺し、喰い、飼ってきた人間だが、魔族に対してはほとんど無力だったのだ。

 各国家間での連携を含んだ大規模な魔族討滅作戦は、人類の半減という形で終息を迎え、のちに『第一次人魔大戦ラグナロク』と名付けられる。

 人類は魔族に決定的な敗北を喫し、誰もが魔族を天敵と認識するようになった。


 さらに、数十年後。

 人類は未だ絶滅していなかった。

 それどころか、穢れた魔力の集合体である魔族を吸収し、元の無害な魔力に変換する能力を開発していた。

 その能力は非人道的な実験を繰り返した結果、とある一人の青年に宿り、青年をオリジナルとして多くの子供に分け与えられた。

 彼らを筆頭に人類は叛逆を始めた。

 これが『第二次人魔大戦ラグナロク』の始まりである。

 しかし、そうして上げられた反撃の狼煙は、悲劇を祓うには至らなかった。


 人類は大敗し、退廃した。

『第二次人魔大戦ラグナロク』が招いた幾多の惨劇、その責任と罪のすべてを青年に押し付け、自分たちはあくまで被害者だと主張した。

 そもそも魔族が出現したこと自体が人類の自業自得だというのに。

 子供たちは全滅し、青年は行方をくらませた。

 残ったわずかな人類は半分が地球で滅びを迎えることを良しとし、もう半分は生き延びるべく宇宙へと旅立った。

 これで終わり。

 これが終わり。

 人類が食物連鎖の頂点に座していた時代は、魔族侵攻による人類の激減という形で急速に幕を閉じた。

こういうのがあと四ページ続きます。

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