表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

オリジナル

はーどぼいるど

作者: うたの

こんな姿をきみは見られたくない

ひんやりとした暗い場所から、オレ達は舞台の上に引きずり出された。

ギラギラとした光がオレたちの体を蝕んでくる。

周りには人、人、人の山。

女たちが遠巻きにオレ達のことを値踏みしてやがる。

欲望にまみれた目でオレたちを見るな。

オレたちはお前らなどには屈しはしない。

それを黙殺すると、売人のやつがオレたち、ひとりひとりにニヤリと笑いながら、屈辱の証を付け始めた。

なんだと。こんなことをされたら、オレたちは……。

案の定、取り囲む女たちの目が喜色に輝いている。

海千山千の奴らはこのために集まっていたのだ。

売人の動向を伺いながら、タイミングを図ってやがる。

奴らの心理が手に取るように分かる。

下卑た考えだ。

オレたちの尊厳を踏みにじりやがる。

憤っても女たちには伝わらない。

売人と女たちの間に、息詰まるような時間が流れる。

やがて諦めたように、売人は証に文字を書いた。

その瞬間、わっと殺到する奴ら。

次々にオレたちを漁っていきやがった。

ちくしょう。ちくしょう。

次々と女どものものにされる仲間たちを思い、オレは涙を流す。

だが、浸らせてはくれなかった。最後に残ったオレを奴らの一人が買いやがったんだ。

オレももう奴らのものだ……。






















「いらっしゃいませー。50%引きです。3番で支払いをお願いしま~す」


オレ達の名前はハードボイルド(固ゆで卵)、今、主婦に買われたところだ。


落ち着きのある大人向けです……。

最初に謝ります。ごめんなさい。


作ってみました。

あまり長いとバレてしまうかなーと思いつつ挑戦。


短い作品も長い作品も作ってて面白いところは有ります。

好きでやっているのです。好きなことをしてみます。


下記、好きな人向け。


「そこじゃない。そこじゃないんだ!」

猫のトイレの叫び。


「あなただけを見れない女でごめんなさい」

風見鶏のゆううつ。


では。またどこかで。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ