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 『リング』は3部作であり、続編が全章で紹介した『らせん』、そして最終章『ループ』へと続いていきます。


 『ループ』を読み始めて感じることは、前作との繋がりが書かれておらず、全く別の小説を読んでいるように感じられます。 登場人物は一新され、ホラー要素も全くない、SF的な話になっております。



 それもそのはず、『ループ』を読み進めていうことで、『リング』『らせん』に関して衝撃の事実が明かされます。




 以下、『リング』及び『らせん』の真相













 実は『リング』と『らせん』の世界は、「コンピューターで作られた人類の進化の可能性をシミュレーションする『仮想現実』の世界」でした。


 つまり前作の登場人物や当然貞子という存在も、全てはバーチャル世界の出来事だったということです。

 この物語の構成は、作家としては「禁じ手」である夢オチに近いかと思います。


 前作の世界観を否定するような作りは賛否両論あるかと思います。しかし私は『リング』3部作のこの作り方は「あり」だと思います。


 ホラー小説をよんでいたつもりが実はSF作品を読まされていたんだというある意味ホラーな出来事を体験させられたのではないでしょうか。(こじつけかもしれませんが)




 最後に、私は『リング』をホラー小説の参考にしてほしいと延べておりますが、別に『ループ』のように斬新な手法をとればよいということではありません。


 『リング』シリーズがホラーとして素晴らしい点は「物語の起点と収束」がしっかり書かれていることです。なぜ貞子が出てきたのか、貞子が生み出したウィルスをどのように片付けるのか、そこに至るまでに駆使される論理的手法(遺伝子学、進化論、哲学)が、安易なオカルトで片付けられない作品であると思います。


 以上が私が『リング』をホラー小説として推す理由です。いまいち魅力が伝わらなかった、と思う人がいたら申し訳ありませんが、それは私の文章能力が低いせいです。 


閲覧していただき、誠にありがとうございました。

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