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詩、あるいは詞

つみき

作者: 志賀飛介

積み上げてきたものは案外頼りなくて

風が吹けばすぐに崩れてしまう

それぐらいのものだった


床に散らばったつみきを眺めて途方に暮れる

どこかにまだ面影が残っている気がした


だけどまだ終りじゃない

散らばったつみきのひとつひとつを集めて新しい形が出来るから

歩き出すにはまだ少し時間がかかりそう

だから今は悩むとき

次の形を思うとき


積み上げてきたものはあっさりと崩れた

しがみついていた僕も倒れた

少しだけほっとした


つみきをひとつ手にとってその形を確かめる

それぞれが大切なひとかけらだった


だからまだ終りじゃない

積み上げたものは崩れてもひとつひとつはなくなったりしないから

何かに追いかけられて怖くなるときもある

だけど今は休むとき

朝が来るまで眠るとき


積み上げて積み上げて

積み上げてきたことは間違いなんかじゃなくて

それでもふとした拍子に崩れてしまうことがある


だけどまだ終りじゃない

床に散らばったつみきもゆっくり集めていけばいいから

時は進むけど焦ることはない


今は


少しの間つみき遊び


色々あってこのところ投稿が途切れ気味でしたが、少し落ち着いたのでまたしばらくは投稿出来ると思います。立ち止まることも多いと思われますが、連載中の小説や詞のシリーズなど、もう少し書いていきたいと思います。


そんな自分に向けて、『つみき』


どうか志賀飛介をよろしくお願いします。

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