01:村人大地を耕す
1話のはず、この村は魔王さん(引退済み)がご近所に住んでる位には終盤
この村では特産物と言われるものは存在しない。
なにせ、そんなものを作り家に置こうものなら盗られてしまう
薬草であっても、道に生えてある訳ではなく道具屋のオヤシが誰にも見つからないよう栽培しているらしい
正直、ア○ールとかいう街はただガラス細工をするだけで安全に暮らせるそうだ。なんともうらやましい限りである
この村で生きようと思ったら、魔法を無詠唱で三時間程度連続で使い続ける必要がある
もしくは山のような大岩を素手で砕けるようになるか
はたまた、生産系の技能を磨き守って貰うかだ。
俺は運良く、3歳位から魔法を使い気絶すると繰り返し魔法は8歳で条件を満たせた。
今年28になるまで、畑を耕し食いぶちを繋げたことは幸運といえる
そんな牧歌的生活に終止符を打ったのは勇者が旅にでたという噂がでてからだ。
城下町付近では魔物が凶暴化しただの、発生しただの聴くが……はて?
今も爺の代も成人するまでにレベル80は越えないと食物も買いに行けない。
なんせドラゴンとか子供の遊び相手の気の良い奴等(平均40で討伐可)だ、犬のほうがよっぽど強い。
奴等は魔法を消し去り、その爪で餌を取ってくる。
と話がずれた、そんなだから街まで食料品を買いに適当にモンスターを倒して金を奪い生きる村なんだが。
税金なんて無いはずだった……。
だって考えて欲しい、来る為に使う金の方がここで収める税金よりよっぽど高いんだぞ?城からドラゴンに協力して貰っても一ヶ月は掛かる
ねぇよ、何百年も前はそれで徴税官が全滅しそうになったそうだ。
と、まただ脇道が過ぎた。でまぁ勇者の支援目的で今この村からもお金を届けるよう言われて二ヶ月たった金額としては一般家庭の一月の食費と大差無いから問題無いんだが、戻って来ない、都会楽しんでんのかねぇ。
ただ畑を耕すだけだったのに、痺れを切らした老人連中に迎えに行くよう頼まれてしまった。
まあ今転移系使えるのは俺だけか。はぁ、これじゃ酒も買いに行けないあいつ、ちゃんと金持ってるだろうな爺どもが……。
よし適当に潰してから行こう!!掛かる時間はあいつせいだ
現在
騎士レベル20
10レベル勇者と同等
勇者レベル5
村人レベル120
50レベル勇者と同等
※MPは桁が3つ位違い、初級魔法のみ(魔法型)