第1話 日常?初めての場所へ(異世界への始まり)
「あれ?これじゃオレ変態じゃね!?」
さて、こんな戯言を喋っているオレですが、この戯言を話すまでには今日の朝まで戻り、説明をしないと行けないだろう。
「ピピピ・・・・ピピピ・・・・ピピピ」
朝の目覚ましの不愉快な音でオレは目を覚ました。瞼を(まぶた)を薄く開いた上体で、布団の中にある腕を持ち上げそのまま目覚ましを止める。
オレは布団の中から体を起こし一度軽めの伸びをしてから、洗面所に向かい顔を洗うと居間に戻ってくる。
時計を確認すると今は、朝の6時10分だ。時間を確認し終えていつもと同じように、台所に向かい朝食に準備をすることにした。
今日の朝食は、白いご飯と納豆にインスタントの味噌汁だ、味噌汁は、当然ワカメの味噌汁せある。
まー何時も朝食は同じメニューなのだが。
さて、其れではオレの自己紹介をしようと思う。
オレの名は龍我峰 飛竜と言い歳は、37歳の最近少しポッチャリしてきた極普通の会社勤めの会社員男性つまりは唯のオッサンである。
趣味は、休日を利用したアウトドアで、色々な場所に出かけることだ。
例えば山や海にどこかの秘境に行くことや、牧場に農場などに行き食品加工や農業の手伝いなど。
他、工芸品や鍛冶などの体験をして行くことと、その様々なお土産を使い家事をすることが趣味である。
自分自身変わった趣味だと思うが、趣味は趣味である!!
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あ~と、そこら辺はどうでもいいとして、朝飯を食べ終わりスーツに着替えて身支度を整えたあと、時計を確認すると6時55分程である。
いつもと同じ時間なのを確認した後オレは家を出た。
オレの家はマンションで一人暮らしをしている。会社は東京の某所にある化学薬品を製造と販売をしている工場で、危険物を扱うことも多く、給料はそこそ高く休みもキチンと取れるため、オレとしては趣味のこともあり中々に良いところへ就職したと思う。
さて、オレは毎日と同じ道をテクテク鞄を肩に掛けながら歩いている。
オレが何時も使っている道は最寄駅まで約15分ほど歩く道で、朝は人がいることが少なく、たまに回りに人がいなくなる時もあるような道だ。
朝の眠気を耐えボーとしながら歩いていく。今日は人がいなくなる日らしく周りには人っ子一人いない。
周りに人がいようがいなかろうが関係はないのだが、ボーとしながら何時もの道を半分ほど歩いていると突然オレの足元が光りだした。
「え?」「は!」「うえ~?」「あ!?」「は?え!?え?え!え!?」
言葉にならない声を出しながら足元を確認すると、光は円の形をしていて、円の中には様々な図形と多分文字だと思われるが、オレには分からない文字が至る所に書いてある。
所謂魔方陣みたいな物がそこに存在していた。
オレもゲームをしたり小説も多少は読むためその手の知識がないわけではないが、あまりにも突然のためパニックを引き起こしていた。
光を確認している最中でも光は更に激しく光っていき、もはや光ではなく輝きに変わっている。
突然の出来事でどうしていいか分からないが、パニックを起こしていてもこのままでは不味いと頭の中が警告をしているので魔法陣から出ようと、足を動かしてみるが、足が動かない。
足どころか、腕や手も動かせないでいる。唯一動かせるのが頭だけであり他は自分自身の体ではないかのように動かせずにいた。
「う、う、嘘だろ、何だよこれ」
オレは何とか体を動かそうと必死になるが体は動かず、魔方陣の輝きは更に増していくばかりである。
そして、魔方陣の輝きがとまると今度は、光の柱に変わってしまった。
その柱の中にオレハ閉じ込められてしまい更に危機感を募る(つの)が今だ体の自由が聞かない。
時間にして1分だろうか10分だろうか時間の感覚もなく体も動かせず、オレは足元をずっと見ていたら、突如足が消えていく「ひぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」悲鳴をあげ、光の柱から逃げ出そうともがくが体を動かせず、徐々に足元からオレの体が消えていく。
「いやだ!?、だせ!、ココからだせぇーーーー!!!!!!!!」
叫びながら必死に体を動かそうとするが、その努力もむなしくすでに首元まで消えかかっている。
そして、頭まで消えたところで、オレの意識は消えてしまった。
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龍我峰 飛竜の姿が完全に消えた後には、光の柱も消えてしまい、そこには普段の日常を象った(かたど)道しかなく、先ほど起きた現象など始めからなかったと言わんばかりの姿をしていた。
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初めまして!!ナレーターの幾何学 命だよ!
思いっきりメイドさんと関係ない話だけど、まだ1話目だしね仕方ないかな?
ちなみにナレーターの僕も本編には出てくる予定だけどその変のことは、また今度かな。
では、次回予告!!!
異世界に行った飛竜!彼は今後どうなるのか!?
次回「オレは変態!んな馬鹿な!?(異世界への始まり2)」をよろしく!