薬が切れた
掲載日:2026/02/24
全然熱くってわたしの身体じゃない
この涙は心と乖離している
頭がモヤがかっているのは
視界の焦点がずれているから
どんどん分離していく
心が繊維みたいに解れていく
そのまま水に流れて
どっか逝ってしまうんだろうか
宙ぶらりんな身体が
億劫に身繕いを始めて
足踏みしたまま
駅のホームから動けない
電車に触れたくなる
このまま脱線して横転したら
きっと死ぬときは一人じゃないね
お腹が空いているからじゃない
この虚無は叫んでいる
寝不足だからじゃない
この夢を越えて朝が来る
ラブソングを聞きながら
失恋じゃない痛みを抱えている
全然熱くってわたしの身体じゃない
勝手に辛がる
わたしの心さえ




