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執筆能力向上企画作品

星座の誓い

作者: たかさば
掲載日:2024/07/12

夏の星座が詩を書いた


いて座は、獲物を狙う詩を書いた

いるか座は、小さな星の大きな海を泳ぐ詩を書いた

かんむり座は、愛する人に贈り物をする詩を書いた

こぎつね座は、物語に憧れる気持ちを詩に書いた

こと座は、忘れられない人の事を思って詩を書いた

さそり座は、任務を遂行する心地よさを詩に書いた

たて座は、称えられる栄誉を誇って詩に書いた

てんびん座は、善悪のはっきりしない詩を書いた

はくちょう座は、自身の美しさを詩に書いた

へびつかい座は、人々を救う詩を書いた

へび座は、別れの詩を書いた

ヘルクレス座は、英雄の憂いを詩に書いた

みなみのかんむり座は、持ち主を探しに行く詩を書いた

やぎ座は、やらかしたことを自慢する詩を書いた

りゅうこつ座は、勇士が集いバラバラになってゆく詩を書いた

わし座は、わしわしと好きなものを食べまくる詩を書いた


星座たちは、互いの詩を褒め称えた


星座になった時に誓った思いが、よく描けていると

星座になれた時に誓った真摯が、よく伝わっていると


星座たちが互いを褒め合っている中、わし座だけが肉を啄んでいた


自分は詩なんか書きたくないと、肉だけをかじっていた

自分は詩なんか書きたくなかったのだと、骨を噛み砕いていた


星座になりたくなかった

星座になどなりたくなかった


いつまでたっても馴染まないわし座を見て、他の星座たちは仕方のないやつだと思った


いつまでたっても声をかけてくれない星座たちを睨んで、わし座はひどいやつらだと思いながら肉を飲みこんだ

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― 新着の感想 ―
[一言] わし座…………たかさばさん御自身かしら?w 女性でも1人称が「わし」である地方がありましたものねw
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