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道に関する小説シリーズ

道を工事する人

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2022/02/18



 目の前に真っすぐな道がある。

 けれど真っすぐじゃ退屈だから、と工事してみた。

 その結果、道は曲がりくねるようになった。


 多くの人は不便をして、文句を言ってきた。

 先が見えないじゃないか、と。

 だから道をなおす事になった。


 目の前に真っすぐな道がある。

 けれど、やっぱりそれじゃ退屈だから、と再び工事してみた

 その結果、道は坂になった。


 しかし、多くの人は不便をしてしまったので、再び文句を言ってきた。

 歩く時に疲れてしまう、と。

 だから道をなおす事にした。


 それからも退屈するたびに道を工事する事になった。


 でこぼこにしたり、階段状にしたりした。


 けれど、そのどれもが多くの人々の不評を買った。


  そのうち、道を工事する事を諦める事になった。


 そして、違う場所にある道を歩くことにした。


 真っすぐじゃない道はすぐに見つかった。


 その道は、曲がりくねっていたり、坂だったり、でこぼこしていたり、階段状だったりした。


 道はどこにでもあった。


 目を向ければ、どこにでもあった。



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