ゼロカロリー飲料は人間以外も美味しくいただいているのかな〜?
皆様今晩は!シサマという者です。
今や世界中がコロナウイルスの脅威に怯えておりますね。
ウイルスの危険性という点に於いては、インフルエンザウイルスとさほど違いはないと言う学説もあります。
しかしながら、サッカーや野球が好きな私にとって世界中のプロスポーツが中断していて、感染者ゼロの国までが観戦者ゼロ対応をしているという現実がある時点で、既に前代未聞の不安を感じざるを得ませんね。
また、今回の対応や報道を見て改めて気付いた事は、「世界はやっぱり欧米を中心に回っている」という現実です。
アメリカやイタリア、スペインの惨状が連日報道されてはいますが、「感染者のいない国は、今これだけ頑張って世界を応援してますよ!」みたいな報道はありませんからね。
さて、既に気付いている皆様もおられるとは思いますが、我々貧乏人の強い味方(笑)であった輸入パスタが、コロナショックで供給を維持出来なくなって来ており、突然の値上げが目立つ様になりました。
日本に輸入されるパスタの生産国として代表的な国は、やはり本場イタリアですが、価格を抑えたパスタはトルコやギリシャで生産されています。
国力がそのまま、買い叩かれる価格に直結していると言って良いでしょう。
更に欧米経済に影響が出始めると、より安価に買い叩けるチュニジアといった地中海アフリカ諸国のパスタが低価格で出回ります。
地中海諸国ではオリーブの生産が盛んなので、オリーブオイルとのセットでパスタの買い叩きも盛んになるのは理解出来ますけどね。
更にこの地域の格安パスタに世界からの需要が高まって来ると、コロナショックで経済に打撃を受け、貿易で下手に出ざるを得なくなったエジプトのパスタが出回ります。
現在の日本の輸入パスタ状況はこの辺りまで来ているでしょうか。
今後更に世界経済に打撃が加われば、チェルノブイリ原発事故から農産物の信頼性が下がってしまったウクライナのパスタ等も日本の食卓に並ぶ事になるでしょう。
本来であれば、これらの輸入パスタを安全性の不安や日本の農業保護を理由に食べない、という選択が出来る国力があれば最高だと思います。
とは言え、パスタの原料であるデュラム小麦のセモリナが日本だけで賄い切れない現状がある限り、これから欧米経済の影響は少なからず日本を始め、アジアやアフリカにのしかかって(押し付けられて)行くのでしょうね。
つまり、日本や中国、インドやUAE等、アジア諸国が世界に影響力を持っていた理由は「その時代にカネがあった」からであり、コロナ発症後の露骨なアジア人差別傾向も、欧米諸国がアジアを対等な存在であるとは見ていない証拠と言えると思います。
アジア諸国はそれを理解しているからこそ、今まで自国がアジアレベルから抜け出して欧米にすり寄る事を目標にしていた印象が拭えませんでしたが、コロナショックをきっかけに改めてアジアの団結を強化する必要性に迫られたと言えるでしょう。
……あれ?タイトルと全然内容ちゃうやん?
そう言いたいですよね分かります。
実はこれから書く本題が余りにも馬鹿馬鹿し過ぎる為、せめてコロナ問題も身近な食べ物から触れておこう……と意思表示させていただいた次第であります。
ごめんなさい。
コロナショックで遂に外出すらままならなくなってしまった昨今ですが、鬱屈する気持ちとは反比例するかの様に春が到来していますよね。
こんな良い季節に外出しないでどうすんだ!
……見ろ!今日も実家の鉢植えや台所の三角コーナー周辺には、コバエさんが元気にコバエ生を謳歌しているじゃないか?
……ああ、最近暖かくなって来たよな。冷蔵庫に入っているコーラ飲もうっと。
今回の余りにも馬鹿馬鹿しいエッセイを書くきっかけとなったのは、こんな他愛の無い経験からでした。
コーラを飲み終えたタイミングで電話が鳴り、缶に水滴としてコーラが残る中、私はあろう事か鉢植えと三角コーナーの間に空き缶を置き、長電話の終了後、空き缶の存在を夕方まで忘れてしまったのです!
夕方、空き缶の存在を思い出し、空き缶を洗浄して資源ゴミに分別しようとした所、空き缶の飲み口の回りにはコバエさんが密集していました。
まあ当然ですよね。コーラですからね。
コバエさんもコーラを舐めながら、
「甘くて美味しいな〜!しかもカフェインで何だかシャキッとするぞ〜。この赤い缶、今度見たら仲間も呼ぼうっと」
……などとエキサイトした事でありましょう。
私の決死の洗浄作業の為に、このコバエさん達に「今度」が訪れる事はありませんでしたが……。
さて、余りコバエさんコバエさんと親しみを込めて連呼すると職場の同僚みたいなので、顔だけコバエな人間が脳裏に浮かぶという哀しいなろう作家の想像力に打ちプルえながら、健康な人間が外出出来ない非常事態というものが、どれ程心も暇にするのか私にも分かりました。
そこで私は、
「普通のコーラには砂糖が沢山入っているからコバエさんが集まるのは当たり前だ!ならば人工甘味料のゼロカロリーコーラだったら、コバエさんは果たして幸せなのか?」
と考え、わざわざ外出して近くの自販機でゼロカロリーコーラを買い(笑)、翌日実験してみたのです!
ところで皆様、ゼロカロリーコーラって、普通のコーラと比べてどうしてあんなに炭酸がキツく感じるんでしょうね?
ぶっちゃけ腹に二酸化炭素注入されている感覚ありますよね(笑)?
私がOYAJIなだけですかね?
ゼロカロリーコーラは、化学物質ばかりで作られた、飲料を超越した化学兵器であると認定させていただきます!
これ程までにコバエさんの存在を待ちわびた瞬間はもう一生来ない……と、一時的に眩しい西陽に眉間にしわを寄せたリチャード・ギアばりの苦味走ったイケメンになった私の目の前で、その決定的瞬間は訪れました!
香料とは言え、甘い香りにコバエさんが数匹集まった後、各々がコーラを舐める為のベストなポジショニングを微調整していましたが、明らかに彼らの様子がおかしいのです。
「いただきま〜す!……?あれ〜?変だな〜。確かに美味しそうな匂いはするし、甘い味みたいなのはするけど、何かおかしいぞ〜」
明らかに砂糖とは違う甘味にコバエさんは戸惑い、ものの数十秒で大半が空き缶から離れ、残された1匹のコバエさんだけが己が納得行くまで考察を続けておられました。
人工甘味料というものは、脳の唯一の栄養源であるブドウ糖を含んでおりませんので、危険な言い方をさせていただければ「脳を騙す甘さ」です。
人工甘味料の取りすぎが鬱病を招いたり、キレやすい人格を作ってしまったりするという警鐘は、摂取の度に脳の空回りが繰り返される現象を考えれば頷ける話ですよね。
皮肉な事に、人間に比べてコバエさんの脳が大した事無かったから騙されなかったのです!
「……やはりゼロカロリーコーラはコバエさんを幸せには出来なかったか……」
と、最後に1匹のコバエさんだけが何とか成果を得ようとへばりついている空き缶を持ち上げた私は、空き缶を洗浄する為に蛇口を捻ろうとしました。
しかし、人間としての嘘臭い良心からなのか、「このコバエさんを洗浄してはいけない」と思い立ち、窓を開けてアルミ缶を思い切りデコピンし、その振動でコバエさんを野に放つ事に成功したのです。
「黒ベースの缶のコーラはヤバい。近付くな!」
と、彼が1匹でも多くの仲間達に伝えてくれる事を願いながら……。