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植物人間と10年異世界の厄災  作者: ハセヲ
第1章 囚人少女と厄災脱獄
7/13

第5話「脱獄開始と黄昏の空」

第5話です!

ついに計画をたて始めて

脱獄を試みる二人!!

さぁどうなる!

司「なぁ前から聞こうと思ってたんだけど」


メイス「何?」


司「なぁアーサ様って人はオレがどういった過程を経て世界を滅

ぼすとかは予知したのか?」


一番引っ掛かる部分だ。

オレには滅ぼす理由なんてないのだ。

それに滅ぼしたくてもこの程度の能力じゃあ滅ぼせない

なのに,,,どうして?


メイス「さぁ?私は聞いたことないわよ。」

司「,,,そっか」



イメージ力のない自分なりに考えてみた。10年後に滅ぼす理由を。


パターン1「恨み」何らかの出来事があり強い恨みを持つようになり滅ぼす理由ができる。

パターン2「事故」何かの兵器や装置を誤作動させて滅ぼしてしまう

パターン3「濡衣」他の転生者(厄災)が俺と同じ日にあの森に来ていてオレに罪をかぶせてそいつが滅ぼす

パターン4「勘違い」予知夢はハズレていてデタラメ

パターン5「憑依」何者かに操られたり憑依されて滅ぼす。



パターン2、4、5の線はほとんどあり得ないだろう。


あり得るのは1と3

この2つなら筋は通る。

でもオレのこの地味な能力からして,,,



多分3だろうな


といってもあくまで想像の域。

証拠がある訳じゃない。


結局考えてもムダだった。


〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️

翌日の朝


部屋に鎧の警備員が来た。

俺たち地下4階の囚人は仕事はせずただ死をまってればいいとのこと

そして色の濁った腐卵臭のする汚い固形物を「食事」といって部屋においた。


食事,,,!?


こんなものが!?

皿に盛り付けてあるこの濁った物体Xが!?


これは何の食材を使っているのか、

何の料理だったのかまるで見当がつかない。

どろどろだがゼリーのようにある程度の形はあるようだ。


何色なのかとは言い表せない。

子供がふざけて絵の具の色を何でもかんでも混ぜたときのあの色だ。



メイスはその物体Xをガツガツ平気で食している

メイスいわく慣れれば平気らしい


どうしても口に運ぶ気にならなかったので

猛毒植物を生やし栄養としてその植物に与えた。

どうやら毒を分解出来るようだ。


毒をもって毒をせいすってこういう事か?


学のないオレにはわからなかった。




あんなモノを口に運んだのに口が臭くなることもなくお腹を壊すこともないメイスは一体何者なんだろうか。


とりあえずさっきの警備員の体にこっそり植物を生やしておいた。離れていても植物がどこにあるのかはなんとなく分かる。


それを利用してこの牢獄の通路の仕組みを知ろうってことだ。


たまに意図的に曲がったり左に体を寄せたりしている。おそらく罠が仕掛けられているんだろう。


だいたいの仕組みを理解したら次は,,,


司「警備の突破方だね」


メイス「そんなの簡単。片っ端から殺せばいいのよ」


司「もうそれメイスの方が厄災だろ,,,」


まぁいい極力戦闘は避けて本当にどうしようもなくなったら厄災行為(殺人)で解決しよう。

非人道的たが俺たちが生きるためだ。

仕方ない。


司「突破して脱獄したら,,,」


メイス「脱獄したその後についてね,,,」


脱獄しそのあとどうする。


司「指名手配は確実だ。整形して誤魔化すにしても結局顔をみられる」


メイス「変装でいいでしょ。14、15歳なんてみんな特徴ない顔してるんだし」


司「特徴ないって,,,ひどいなぁ,,,」


メイス「脱獄後の生活は?何がしたいとかあるわけ?」


司「特に決めてないなぁ。一通り考えたらゆっくり考えるよ。メイスは?」


メイス「あんたに着いてく」


,,,


,,,


,,,は?


司「え,,,?な、何いってんの?」


メイス「行ったでしょあんたに興味が湧いたって!」


司「マジすか,,,!?」


メイス「マジっす。そろそろ警備員が昼飯持ってくるから。それけらいよいよ脱獄開始よ」



司「そんな,,,」


自分を救ってくれたとはいえ犯罪者と一緒に過ごすことになんのかよ


どうなるんだろうオレの人生。


〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️


トコッ,,,トコッ,,,トコッ,,,


鎧の警備員「食事だ。食え」


メイス「あら、ちょっといいかしら」


鎧の警備員「む?なんだ,,,グフッ!?」


ガサガサ


がちゃり


メイスは警備員を腹パンで気絶させ剣と鍵を奪い牢屋の鍵をあけた。


鎧越しに腹パンして気絶させるメイスはマジで何者なんだろうか。


メイスがオレの所にきて鍵を開けた。


前は遠くてよく見えなかったが

こうして近くで見ると性格に似合わず案外かわいらしい整った顔をしていた。


少し汚れた囚人服から大きすぎす小さすぎずの優しい胸と安産型のお尻がでていて肉感的で強い魅力を持っていた


やっぱり一緒に過ごすのも悪くないかも知れない。


メイス「何変な目で見てんのよ。この厄災」


司「ああごめんごめん」


メイス「ってかあんた銀髪なのね暗くてよく見えなかったわ」

司「ぎ、銀髪!?」


オレ銀髪なのか?転生して見た目変わったのかなぁ。


メイス「あっそうそう変装するときは私のような真っ赤な髪色にしてみたら?んでこんどは私が銀髪になってみようかしら」


司「あの~色々勝手に決めてるけどこの人起きちゃうんじゃ」


メイス「,,,」


ドスッ!!!


司「ああああああぁぁあぁあ!!!殺しちゃだめえぇえええぇぇぇえええ!!!」



〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️


牢獄の構図も罠の場所もはっきり、準備万端!



司「じゃあ!脱獄開始だなっ!!」

メイス「ええ!!」



オレらは歩みだした。

脱獄後の黄昏の空を見るために,,,


第5話いかがだったでしょうか。

ついに行動にうつしはじめました!

次回で脱獄編は終わり!

その後の展開にご期待下さい!!

ご指摘やアドバイスがあったらぜひおっしゃって下さい!皆様のご意見は大変勉強になります!

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