第3話「招かねざる客『異世界からの厄災』」
いよいよ転生後の物語が始まります!!
主人公 司はどこへ向かって行くのでしょうか!
作者である私ですらわかりません!!
決めてません!!
毎週土日に更新する予定です!
追記
読者様から貴重なご意見をいただきましたので内容を少し付け足しました!
司「ここが,,,異世界,,,」
オレはいま知らない森で知らない服を着て,,,
立っている,,,
そう立っている
足が不自由だったはずのオレはいま
立っている!
司「!」
これが立つ感覚,,,
オレは自分の足で,,,立っているんだ!
思わず泣きそうになった。
オレは森を歩いた。走った。飛び跳ねた。ゲームなんかじゃない。
いま現実でオレは前に進んでる!!
車椅子じゃない!自分の足で!
司「オレはもう自由なんだっ!!」
人生のほとんどを病院で過ごしたオレにとってこの緑はまさに異世界だった。
同じ緑なのに暗さ明るさ、濃さ薄さ、形多きさまで何から何までさまざまな葉っぱたちが顔を向けたり、そっぽ向いたり、
人間なんて自分以外いないはずなのに様々な人間模様がそこにあった。
電灯とは違う優しい光、穏やかな木の臭い
知らない森の中を歩くだけでオレは幸せだった
幸せだったんだ。でも幸せは必ず奪われるモノ
オレは異世界でもまた,,,奪われた
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森を出るとそこには大勢の騎士たちが
,,,オレに槍を向けている,,,!?
一人は恐れの顔を
一人は怒りを
一人は嫌悪を
一人は,,,殺意を,,,
司「あのっどうしたんです(ry」
一番偉そうな騎士「お前が「アーサ様」がおっしゃった『異世界からの厄災』だな」
司「え?」
アーサ様?
異世界からの厄災?
一番偉そうな騎士「かかれ!ものども!!」
ウオオオオオオォォォオォオオオオ!!!!!
槍を向けていた騎士たちが一斉に自分の方向に押し寄せる
司「えっ!ちょ!何ですか!!やめてくださ!!グブッ!ゲホゲホッ!ヤメテ!!カヒッ!!アガァッ!!」
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ここはどこだ,,,オレはどうなって,,,
鉄柱!?これって,,,!
司「牢獄、、、!!?」
女「あぁ、目が覚めたの?」
奥のもう一つの部屋から女がしゃべりかけてくる
遠くて暗くて姿はよく見えない
女「ここは最高牢獄地下5階よ」
女「地下5階に落とされる人間が私以外にもいるなんてね。アンタ何やらかしたワケ?」
司「は!?」
最高牢獄、、、!!?
地下5階!?
ワケがわからない!!
でもここにあるのは,,,
血生臭い嫌な匂いと鉄柱たち
コケだらけの石垣のくらい部屋
そして鎖で繋がれた自分
オレは,,,!
オレは,,,!!
司「オレは何もしていない!!」
女「じゃあ何でここにつれてこられたワケ?」
司「オレが聞きてぇっつーの!!」
何でオレは捕まった!?
いや、そもそも
オレは転生してきたのになぜ場所がわかった!?
司「クソッ!!なんでだよっ!!」
オレはただ異世界で幸せになりたかっただけなのに、、、!!!
なのにそれさえも!!
許してくれないのかっ!!
女「なんか心辺りはあんの?ないの?」
司「心辺りなんて、、、」
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お前がアーサ様がおっしゃった『異世界からの厄災』だな。
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司「異世界からの,,,厄災?」
女「,,,へぇー,,,じゃあんたが」
女「招かねざる客『異世界からの厄災』ってわけ?」
女「もっとゴツいの想像してたのに案外弱そうな見た目してんのねwww」
司「なぁ,,,なんなんだよ
異世界からの厄災って」
女「あぁご本人は知らないのね異世界からの厄災について」
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この世界には大予言者アーサ様っていうのがいて
3ヶ月前恐ろしい予知夢を見たそうな。
それが異世界から招かれれし厄災の子がシーマの森に降り立つというもので10年後にこの世界は滅びるとの事だ。
司「この世界が,,,滅びる!?」
司「オレのせいで!?」
司「オレここにきたばっかりだぞ!!」
司「これからオレはどうなるんだよ!!」
司「『また』殺されんのかよ!!」
女「知らないわよ、恨むんなら自分の運命を恨みなさいよ」
女「,,,」
女「この私のようにね,,,」
司「,,,?」
女「ところで厄災さん、あんたの名前は?」
司「ボソッ,,,(かがみ,,, つかさ,,,)」
女「もっとハキハキしゃべんなさいよ、ムカつくわねぇ、しかも変な名前だし」
司「今はそういう気分じゃねぇんだよ,,,」
この前とは違う,,,
死にたくないのに殺されるんだ,,,
女「んで?司クンはどうしたいワケ?」
司「,,,わかんねぇ」
どうすればいい?どうしたい?だって?
司「,,,わかんねぇよ」
なにもできない。なにもしたくない。が答えだ
女「ハァ~!!ホンット腹立つ!!」
女「シャキッとしなさいよシャキッと!!」
女「ここで死ぬの!?生きたくないの!?
それくらい自分の口で言いなさいよっ!!
ウジ虫っ!!」
司「そりゃ,,,生きたいけどさ,,,」
司「,,,オレは生きてちゃダメなんだろ?」
司「オレのせいでこの世界は,,,」
女「問1生きてちゃダメッて誰が言いましたか?」
司「,,,?アーサ様って人,,,」
女「はい不正解」
女「答えはあなたが勝手にそう思ってるでした」
司「え?いや」
女「問2あなたは世界を滅ぼすつもりがありますか?」
司「,,,ないよ、そんなの」
女「,,,正解」
女「問3あなたは生きたいですか?」
司「,,,生きたい」
女「正解,,,じゃあ!!私と一緒に脱獄しなさい!!」
,,,え?
司「え?いやあの(ry」
女「あんた生きたいんでしょ!!
じゃあ何でココから出ようとしないの!?
『ココから出る』それが生きたいならどうするかの答えでしょーが!!」
司「そんな問題だしてましたっけ!!?」
女「うっさい!!私の名前はメイス!
ヘマ起こしたら承知しないから!!!!」
女は牢獄に似合わないバカデカイ声をだした
暗かった部屋がなんとなく明るくなった気がした。
多分彼女が照らしたのだろう
いかがだったでしょうか第3話
少し長い話になっちゃいましたが
タイトル回収回です!
メイスちゃんは結構強きなキャラなので苦手と感じる人もいるかも知れませんが今後デレていくのでご期待ください!