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浮浪者とボク

作者: noname

「自立ってなに?」


待ってましたとばかりに彼はかぶりを振る。


「自立は、自分で稼いで自分のお金で生きることちゃうねん。


最低限の知識をつけて、

自分がどうあれば良いか分かることや。


別に借金してたって、

他人に頼ったっていいんだよ。


仕事して、お金もらって、

恋人ができて、結婚して

って言うのはさ。


めちゃめちゃしんどい事を、

めっっっちゃめちゃ頑張った人やねん。


みんなやってるようで、

そうでもないし。


やからな、自立してへんなーって思うのはな。

君がまだ若い証拠やねん。


わいみたいに、知識つけて、

国に頼ってもいいわけよ。


知識は君の味方だよ。

学びなさい。


怒りも知識によって解消される。

わからなかったことがわかるようになるよ。


知識とは何だと思う?


勉強もそうだけど、親や友達が知識やねん。

君は友達を見て、

友達が見ている自分を見ることができる。


友達と同じ仕事、一緒に行ったり、相談したり。

脳みそが2倍になる。


君が見てきていない知識を友達がくれるかも知れないし、

君が友達が知らない事を教えてあげられるかも知れない。


頼り過ぎたらいなくなるかも知れないけど、

はじめからなかったものさ。


もし、その友達を大切にしたいと思えたら、

その感情はちからになる。


そしたら、君は自分から知識を求め始める。



自立の一歩前まで来たな。


自立は1人で立つ事じゃないねん。

みんなが立ってるとこの一部になるねん。


1人で立ってたら、そりゃ、孤立ってな。」



恋人がいて、結婚してというのが全てではないと思います。ただ、彼は自分が希望して成し得なかった例として揶揄しているのだと思われます。

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