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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第13章

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512/531

512回目 大陸統一国家との戦い 6

 ヒライワツミ王国に展開したトモル領の軍勢。

 その航空戦力であるジェット戦闘機は、爆弾を抱えて空へと向かった。



 その姿は地球における対地攻撃機SU25に似ていた。

 翼が横に広く、その下に多くの爆弾が搭載出来るようになっている。

 最高速度はジェット機としては低いが、それでもこの世界では隔絶足る速度を持つ。

 それらが群れをなして英雄王の軍勢に襲いかかる。



 爆弾が次々に投下される。

 地上にいた英雄王の軍勢は、それによって次々に爆破されていった。

 特に開けた場所に密集していた敵は格好の的になった。

 そういった場所には物資も集積されていたので、それもろとも吹き飛んでいった。



 英雄王の軍勢を率いる指揮官は困惑した。

 何がどうなってるのか分からなかった。

 ただ、突然軍勢が爆発し始めた。

 それが敵の攻撃によるものだと理解するまで時間がかかった。

「魔術か?」

 彼らの常識に当てはめて、そう考えもした。



 このあたり、今までトモルが敵対した者と変わらない。

 彼らからすれば、爆発を起こす手段が魔術しかないのだから当然だ。



 有効な対応策も立てられない。

 相手が何をしてるのか分からないのだから当然だ。

「とにかく、出来るだけ分散しろ。

 一カ所に集まっていたらまずい」

 出来るのはそれくらいだった。



 軍勢が分散していく。

 しかし、元々が大所帯だ。

 散らばろうにも無理がある。

 そんな英雄王の軍勢に、容赦なく爆弾が降り注ぐ。

 爆発の範囲にいた兵士はもれなく消滅していく。



 ついでに機関銃による掃射も行われる。

 念入りに行われる地上攻撃で、英雄王の軍勢は更に減っていく。

 20ミリ機関砲によって兵は吹き飛んでいく。



 それらが何度も繰り返し訪れる。

 空からの波状攻撃で、英雄王の軍勢は数え切れないほどの損害を出した。



 さしもの軍勢も撤退を開始する。

 というより、怖気づいた者が逃げだし始めた。

 それはそうだ、防ぎようがない攻撃にさらされてるのだから。

 足早に逃げだそうという者も出てくる。



 それらにつられるように指揮官も撤退を指示。

 隣国に入り込んだ英雄王の軍勢は、敵が来ない場所を目指して後退を続ける。

 敗走と言った方が適切かもしれない。



 そんな軍勢を放置するわけもなく。

 後を追いかけるようにトモル側の地上部隊が動き出す。

 出番をまっていた機甲部隊は、逃げる敵を追いかけていった。

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