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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第13章

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503/531

503回目 ダンジョン潰しからはじまる動乱 2

 各国がしのぎを削り始めていく。

 国境に緊張感が走り続ける。

 大陸は大小様々な戦争がそこかしこで起こっていった。



 あくまで人口調整が理由である。

 なので、国が倒れる事はほとんどない。

 まれにやり過ぎる場合もあったが。

 概ね問題なくルールの決まってる戦争は行われていった。



 ただ、そんな裏事情を知らない者も多い。

 そうした者達は、敵対国への敵愾心を抱いていく。

 それが時に国を動かしていく事も。

 あるいは、国の制御を離れる事も。

 そうして人口調整が調整に終わらない事も増えていく。



 あるいはこういう状況を利用する者も出てくる。

 人口調整の裏取引。

 それ故にある程度で終わる戦争。

 それを逆手に取り、ある程度の一線を越えて侵攻する者も出てくる。

 そうして他国を征服し、自国を強化する者も出てきた。



 だんだんと取り決めが崩壊していく。

 それによって、大陸の国が再編されていく。

 滅びる国があれば、栄える国も出てくる。

 そうしてこれまでになかった大国が生まれていく。



 そして、発生する死傷者の数も膨大なものになる。

 大国同士の戦争である、一度の戦闘に大量の人間が投入される。

 当然ながら、膨大な人間が死ぬ。

 人口調整の範囲を超えていく。

 それでも戦争は終わらない、止まらない。



 人口調整が、いつしか覇権争いになっていた。

 どの国も当初の理由を忘れていた。

 どこかで止まろうにも、止まる機会が無い。



 そんな状況が延々と続くと誰もが思うようになっていた。

 今の戦争が終われば、いずれ次の戦争がはじまる。

 その間にも様々な策略や計略が飛び交う。

 もう十分すぎるほど人は減った。

 にもかかわらず、戦争は終わりを見せない。



 戦争によって荒れた田畑。

 破壊された工房、社会基盤。

 これにより、減った人口を保つほどの生産量が確保出来ない。

 長引く戦争は、人が生きる基盤すらも破壊していた。



 減った生産量に対して、人口はまだ多い。

 多いから、食い扶持を補う必要がある。

 その為にまた戦争が始まる。



 そんな中で唯一安泰を確保している国がある。

 戦争に対して不干渉を決め込んだヒライワツミ王国だ。

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