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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第13章

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470回目 勝者は勝者の悩みがある 5

「本当に、よくやるよ」

 話を聞いてトモルは呆れるしかない。

「さっさと滅びればいいのに」

 そう感想を添える。



 各地にいる藤園の有力者。

 それらが連合・団結して攻め込んでくる。

 その事に呆れるしかなかった。

「元はと言えば、お前らが原因だろうが」



 国のあちこちで悪さをしていた。

 それを排除するためにトモルは立ち上がった。

 タカヤスを持ち上げて。

 それも、やらずに済めばそれで良かった。

 トモルは別に戦争がしたいわけではない。

 覇権が欲しいわけではない。

 保険が欲しいだけだ、グータラして生きていくための。



 それなのに藤園がその邪魔をする。

 何かにつけて偉そうに干渉してくる。

 何かしようとすると鬱陶しい邪魔が入る。

 それを見聞きして、

「こりゃ駄目だ」

と悟ったのだ。



 藤園が存在すると、全ての邪魔になる。

 この結論からトモルは行動に出た。

 やりたくもない寄り道をする羽目になった。

 もし国がまともに機能していたら、わざわざ内戦になんぞ突入しなかった。

 自分の領地を開発して発展させ、ニート生活を満喫するつもりだった。



「それなのに、あいつらは……」

 とにかく邪魔になったのは藤園だ。

 あっちこっちで色々な悪さをしていた。

 それがいつ向かってくるか分からない。

 だからトモルは行動するしかなかった。



 それなのに、被害者面して戦争をふっかけてくる。

 救いようのないわがままぶりに呆れるしかない。

「そのまま素直に滅びておけよ」

 それはそれで無茶な事を口にする。



 藤園が戦争なんぞをしてるせいで、思うように事を進められない。

 戦争に資源などをとられるので、開発が上手く進まない。

 研究開発などが進むのは、やっぱり平和な時代だ。

 戦争中はどうしたって武器や兵器の研究に偏る。

 そんなのトモルが求めるところではない。



「本当だったら、兵器生産じゃなくて、民需製品があふれてたのに」

 軍需生産や軍需製品に今は生産力を傾けてる。

 おかげで、町や村の開発が遅れてる。

 社会基盤の整備が遅れてる。

「ふざけやがって」



 もちろん、知識や技術は民需と軍需で分かれるものばかりではない。

 どちらにも重なるものはある。

 研究開発の全てが軍需というわけではない。

 それでも、民需の生産が抑えめにはなる。

 それがあるべき本来の発展を遅れさせていた。



「何のために勝ったんだか」

 前回の戦争では勝者になった。

 それは確かだ。

 だが、それが騒動を無くしたわけではない。

 勝者になったとはいえ、その恩恵はあまり感じられない。

「やんなるな」

 ため息が漏れる。

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