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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第13章

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461回目 忙中閑ありとはいかないから、暇をどうにか作っていく

「まったく……」

 なんだかんだで忙しい日々が続く。

 トモルは執務室でぼやきながらため息を吐く。



 作戦というか戦略というか。

 策略や謀略は順調に進んでいる。

 おかげでトモヤスの支配地域は拡大。

 王族と旧氏族を中心とした統治体制が回復してきている。



 その為の人材育成も順調…………とはさすがにいかない。

 なにせ、モンスターと戦わなくてはならない。

 その為に危険と隣り合わせ。

 無理をさせるわけにはいかない。

 下手すれば死人が出る。

 そうでなくても再起不能の重傷になったら元も子もない。



 そこを危惧するからどうしても慎重になる。

 人材育成だけは時間がかかってしまう。

 それでも、通常の教育方法に比べればよっぽど早く育成しているのだが。



 何せ慢性的に人材不足である。

 必要な能力を持つ者が足りない。

 育ってようやく配置につけたら、また新しく人材が必要になる。

 領地の拡大に伴って、あちこちで人が必要になってるからだ。



「まったく……」

 どうしようもない事である。

 どうにもならない。

 地道にやっていくしかない。



 その為の指示をトモルは執務室から出し続けている。

 休んでる暇もない。

 少しでもタカヤスの地域の安定をはかるためだ。

 ここで頑張らねばならない。



 そうかといえば、あちこちに出向いてもいく。

 トモル自ら力を示し、各地での作戦を成功させていく。

 失敗しそうな作戦も、それで成功する事もあった。

 おかげでトモルの仕事が更に増える事になる。

 損失を出すよりは良いが、拡大した領地の運営に頭を悩ませる。

 勝っても負けても大変な思いをする。



 そんなトモルであるが、可能な限り休みはとっていた。

 一週間に一回は確実に休日を入れるようにしている。

 そうなるように調整はしていた。

 さすがに残業時間の拡大はどうしようもなかったが。

 それでも、いわゆるブラックな業務は避ける事が出来ていた。



 この日も仕事に忙殺されながらも家に帰る。

 最近ではこの瞬間だけが幸せを感じられる。

「ただいまー」

 家に入り声をかける。

 残業3時間での帰宅なので、家は静まってる。

 それでも、

「おかえりなさい」

 そう言って出迎えてくれる女房がいる。

 それだけで救われる。

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