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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第11章

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423回目 州都攻略 13

 城内に残っていた藤園側の者達は、吹き飛んだ門を見て驚いた。

 いったい、どんな魔術を使ったのかと。

 しかし、驚いてばかりでもいられなかった。

 トモル側の兵が攻撃をしかけてきたのだから。



 壊れた城門から銃を突き出すトモル側の兵。

 それらは目に付く敵を次々に撃ち始めた。

 銃という武器が分かってない敵は、それが何なのか分からず。

 銃声が鳴り響くと同時に次々と倒れていった。



 目に見える範囲から敵が消える。

 それを確かめて兵士は次々に城内に入っていく。

 敵は銃で打ち倒し。

 扉や壁は無反動砲や爆薬で吹き飛ばし。

 遮るあらゆるものを倒していった。



 何一つ容赦はない。

 そこにいる者は全て倒していった。

 貴族や武家、兵士はもとより。

 使用人達。

 女子供、老人。

 区別は一切無い。



「藤園に関わる全てを倒せ」

 与えられた命令はこれである。

 全てを倒せと言われている。

 兵士はそれに従っていく。



 それをよしとしてない者達もいる。

 そこまでやらねばならないのかと。

 敵、それに貴族(加えて武家)であるにしてもだ。

 女子供に老人まで殺す必要があるのかと。



 だが、そうせねばならない理由も分かってはいる。

 生かしておけば、後の禍根になる。

 それは全て根絶せねばならない。

 それもまた確かだ。



 それは使用人達も同じだ。

 中心となってる者達が問題なのは確かである。

 だが、それを支える者達がいたから勢力を保っていられる。

 名も無き使用人とて例外ではない。

 そういった関係者もまた、後のわざわいになりかねない。



 だからこそ、一族だけで留めるわけにはいかない。

 郎党、付き従う者達や関係者も根絶やしにせねばならない。

 それが出来なければ、後の世に最悪の事態を引き起こす。



「忠臣蔵なんかさせないよ」

 誰にともなく呟いたトモルの独り言だ。

 日本人だからこそ、その物語を知っている。

 一人を貶めたが故に、従者達が攻め込んできた。



 それはそれで、何かしらの理由があったのだろう。

 だから討ち入りという非常手段に出たのだろう。

 それは分かる。



 だが、それをこの世界でやらせるわけにはいかなかった。

 藤園は二度と復活させないように一族郎党根絶やしにする。

 絶対に報復の種を残さない。

 それでも幾らかは取りこぼすだろうが。

 それは出来るだけ少なくしていかねばならない。



 そんなトモルの命令を受けての行動である。

 苛烈と言うしかない事態になっていく。



 州都の城内は阿鼻叫喚の地獄となっていく。

 これまで攻め込まれた藤園側の者達がそうであったように。

 誰一人生き残る事無く消されていく。

 雇われていた冒険者も例外ではない。

 藤園に加担した、その一事でもって処分の対象となる。



「藤園につくというのがどういう事か、はっきり示してやれ」

 その為の策である。



 争ってる両者を利用してもうけようとする者はいる。

 その為、有利な方につこうという者も出てくる。

 それどころか、争ってる全ての勢力に武器や物資を売り込む者も。

 そういった者達を増やすわけにはいかない。

 敵対すればどうなるかを見せて、どちらにつくかをはっきりさせる。



 今までもそうした意図があってやってきたが。

 今回はより大規模に目撃者を作れる。

 それにより、身の振り方を考えさせる。

 当然ながら、敵に回る者も出てくるだろう。



 藤園との関係が深いものは特にそうなるだろう。

 なにせ、トモルが処分の条件にあげてるのは、藤園との関係だ。

 今まで関係があった者達が許される事は無い。

 そうであるなら、無理してトモルにつこうというものはいなくなる。



 それで構わなかった。

 少しでも容赦をすれば、必ずつけこまれる。

 それだけは避けねばならなかった。

 今後に必ず悪い影響を出す。



 それだと、力のある者達が藤園側につく事になる。

 藤園についてる者達のほとんどは、その威光をつかってのし上がってる。

 国内でも有数の有力者になってる者が多い。

 それらが敵に回れば、かなり厳しい状況になる。

 だが、それでもかまわなかった。

 藤園によって排斥された者達が集まれば。



 藤園によって排除されてる者は多い。

 そういった者達からすれば、トモル側はある意味ありがたい存在と言える。

 藤園がいない、その関係者がいないのだから。

 様々な機会を得やすくなる。



 ある意味、選別だ。

 そのための強硬手段でもある。



 その為に、トモルは容赦なく城内にいる者達を倒していく。

 従わなければ、部下とて容赦しないと言って。

 部下もそれに従っている。

 怖いから、というのもあるが。

 それ以上に藤園への嫌悪感がある。



 全員がそうではないが、藤園に思う所のある者は多い。

 貴族ならば、なんらかの形で藤園を知っている。

 その横暴さや横柄さも。

 なので、貴族階層の者達はトモルの指示に従ってる者が多い。



 民衆になるとそれほど藤園を知ってる者はいない。

 だが、商人や職人などだと、その影響を受ける者もいる。

 無理な注文を強いられたり。

 逆に仕事から外されたり。

 様々な問題を藤園はまき散らしていた。

 それが人の口を伝わって、藤園への嫌悪感を持つ者もいる。



 そういった者達からすれば、藤園と縁を切るよい機会ではある。

 藤園を徹底的に叩きのめすトモルは、見る者が見れば頼もしいものがあった。

 それを見て、トモル側に協力する者も出てくる。

 それを見越して、残酷で残虐な手段も用いていた。



 中途半端な優しさは身を滅ぼす。

 敵にまでかける情けは特に。

 そういった者を求めていた者もいる。

 トモルはそうした者達にとって、まさに救世主であった。



 その救世主が、怨敵たる藤園を倒していく。

 その一部始終を州都で見る者達は、様々な思いを抱いていく。



 トモル側の勢力は恐ろしい。

 自分達を殺そうとした。

 しかし、藤園に容赦の無い対応をしている。

 それはとてもありがたい。

 ならばどうするのか?



 そうして考えていく。

 今後の事を。

 どちらについた方が良いのかと。


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