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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第8章

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304/531

304回目 たとえ末端でもその地位は大きく高いのだから、利用する価値はある 5

 こうして王族領は文化の発信地になっていく。

 教養を身につける場所となっていく。

 何もない所に人を集め、賑わいを生み出していく。

 特に産業のない場所に文化をもたらした。

 それは物を生み出しはしないだろう。

 しかし、人を作り出していく。

 教養を備えた文明人というものを。



 それは今後この地域における発展の土台となっていった。

 必要な人材を生み出す場所として。

 学問都市、学研都市といった様相をこの場が示しはじめていく。

 そうなるまでにまだ少し時間が必要であるが、その方向性は既に打ち出された。



 これだけの事をするきっかけを作ったのがトモルである。

 王族もそうだし貴族も無視する事は出来ない。

 糾弾しようにも、そんな事をすれば功労者を貶める事になる。

 さすがにそれは外聞が悪い。



 王族もトモルへの表彰を重ねるしかなくなる。

 彼からすれば成り上がりの辺境の田舎者だ。

 しかも最近は国をおびやかしてるという。

 しかし、それでも自分にしてくれた事を放置するわけにはいかない。

 与えられた分に対しては、多かれ少なかれ報いねばならない。



 問題なのは、トモルの奉公が度を超えてると言えるほどな事だった。

 成し遂げた事を考えればかなりの報いを与えねばならない。

 しかし、王族が出来る事と言えば表彰くらい。

 まさか領地を与えたり、宝物を用意する事は出来ない。

 それが出来るなら苦労はしない。

 王族といえども、実態は少し羽振りのよい辺境領主といったところである。

 そんな辺境王族に出来る事は高が知れていた。



 だが、トモルからすれば王族からの表彰で十分と言えた。

 当面はそれで貴族連中からのちょっかいをかわす事が出来る。

 ここまでやった者を貶めたら、貴族としては体裁が悪い。

 トモルへの非難が王族を巻き込む事になる。

 王族から表彰された者なのだから、それへの侮蔑は表彰した王族への不敬になる。

 そういう状況が出来上がるだけで、トモルからすれば上出来だった。



 なのだが、王族は王族としてやらねばならない事もある。

 功績に報いねば支配者として問題になる。

 相手が辞退したとしても、全く何もしないわけにはいかない。

 そんなわけで、トモルを呼び寄せてそれなりのもてなしをしていく事になる。

 それくらいしておかねば、王族としてのあり方を問われかねない。



 トモルとしても、そういった事を断り続けるわけにはいかない。

 たとえ本心からの謙遜であっても、ある程度は受け取っておかねば王族への無礼になりかねない。

 それは避けておきたい事だった。

 これから利用しようとしてる立場としては。

 なので、仕方なくお呼ばれされる事にした。

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