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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第1章

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29回目 求める利益

 トモルとしても彼等がここに来てくれるのはありがたかった。

 もちろんモンスター退治をしてくれれば村も助かる。

 トモルの経験値稼ぎは難しくなるが、それはこの際やむを得ないものとして諦める。

 冒険者と共に時折モンスターを倒しにいければよいと割り切る事にした。

 それも冒険者が常駐すればやりやすくなる。

 もちろん見つかる可能性も高くはなるのだが、それを考えても上手くやれる可能性は高くなる。

 だが、何よりありがたいのは、冒険者が常駐する事で情報が得やすくなる事だった。



 常駐すると言っても常にここにいるというわけではないだろう。

 時折は町に戻る事もあるはずだ。

 そうして町の方から情報を持ってきてもらう事をトモルは期待していた。

 特別なものではなくても良い。

 市井の出来事などでも構わないから、村にいては手に入らない情報が流れてくる事を期待した。



 また、冒険者が常駐する事によって、行商人も頻繁に訪れる事を求めてもいた。

 取引の回数が増えれば何らかの利益も得られるはずである。

 村の者達も、必要な品物を手に入れる可能性が高くなる。

 それがどれだけ村を潤すのかは分からないが、今よりは何かが良くなる可能性はあった。



 そして、何よりトモルが期待したのは、冒険者の能力値の確認である。

 トモル自身は自分の能力値を把握は出来る。

 だが、他の者達の者まで見る事は出来ない。

 なので、比較のしようがなかった。



 トモルとしては、自分が今どれくらいの所にいるのか分からないのが不安だった。

 標準なのか優れてるのか劣ってるのか。

 それが分からないから行動に出るのも色々と躊躇してしまう。

 大した能力でもないのに大きく出たら、即座に叩きつぶされる。

 その逆に、劣ってると誤解して尻込んでいたら、何も為すことなく時間が過ぎていってしまう。



 とにかくどのくらいの所に自分がいるのか。

 それを確かめておきたかった。

 その為にも冒険者の存在はありがたいものがあった。



 冒険者は自分の能力値を表示する為の魔術器具を持ってるという。

 登録証という身分証がそれで、掌にのせると、所持者の魔力を用いて能力値を表示するという。

 それによって彼等は自分の能力を把握し、分相応の仕事を考えていくという。

 これは依頼する側からしても便利なもので、大言壮語する輩を事前に排除する事が出来た。



 それはともかく、能力値についての情報が今のトモルには必要だった。

 レベルも技術も上がっているが、それがどの程度のものなのかを把握するために。

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