表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第7章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

247/531

247回目 考えるのをやめて、思うがままに生きる事にする 5

(とりあえずこんな所かな)

 耳に入ってくる成果を聞いて、トモルは満足していく。

 あちこちの町や村の教会で同じような工作をしていた。

 おかげでかなりの好成績を出す事になっている。

 神官達が正直に事実を口にしてくれるおかげで、色々な事が明るみに出た。

 大小様々な不祥事が露見されていく。

 教会が集めた醜聞と、それをもとに教会が行なっていた工作活動とが。

 おかげで信用や信頼はがた落ちである。



 それでも教会を信じる者もいる。

 これは何かの間違いだと。

 珍しい事では無い。

 どんな問題が起ころうとも、最後まで信じる者はいる。

 そういった者はより強固にまとまっていく。

 真相が明らかになっても考えを変えない者というのは一定の数が存在する。

 それについてはもうどうしようもない。

 トモルもそれらの考えを無理に変えようとはしなかった。



 だが、対処はしていく。

 とりあえず、現地にある教会を取り締まっていった。

 小さな礼拝所だけであったが、そこにいる神官を捕まえ情報を聞き出していく。

 これに難色を示す者もいたが、構わず捕縛して出張所に連行した。

 とはいえ、この時点で聞き出せる事は全て聞き出している。

 連行は形だけのものとも言えた。



 また、この対応に反対した者は、犯罪への共犯として捕縛していった。

 さすがに柊領の村人までは手が出せないが。

 それでも、冒険者の領域にいる者達でこの対応に文句を言う者は残らず捕まえた。

 おかげで戦力が落ちる事になるがかまいはしなかった。

 冒険者の中にいる不穏分子を摘発する事が出来たのだから。



 教会になびく者がいたら、今後の動きに支障が出る可能性がある。

 それを早い段階で見つける事が出来てありがたいくらいだ。

 一時的な戦力減退など問題は無い。

 それらは時間をかければ回復出来る。



 それよりも、内部に危険分子を抱えている方が問題だった。

 いつ破裂するか分からない爆弾のようなものだ。

 それが、何かの拍子に爆発したらそっちの方が大問題である。

 やらねばならない事の障害になる可能性がある。

 それを事前に阻止できるのは大きい。



 おかげで冒険者とその周囲で商売をしてる者達が大分減った。

 宗教にすがる者は結構多く、全体の2割近くが姿を消す事になる。

 それらのほとんどは、モンスターの餌となっていった。

 生かしておく事はなかった。

 もし生きていたら、対抗勢力としてまとまるかもしれない。

 その可能性は絶対に残せなかった。



 逮捕して投獄するわけにもいかない。

 牢屋に放り込んでおくにしても、食わせておく手間がかかる。

 強制労働に使うにしても、監視するのが面倒である。

 だいたい、牢屋の数が足りない。

 そんなものに注ぎ込む費用や労力がもったいない。

 それよりも他の所に使った方が効率的だ。



 なので、トモルは捕らえた者達を容赦なく処分していった。

 生き残る者は誰もいなかった。



 こうする事でトモルは示した。

 悪事に荷担する者は容赦しないと。

 下手な温情をかけたりはしないと。

 これがトモルの支配下において犯罪の発生を抑制する事につながった。



 誰だって死にたくはない。

 ならば、馬鹿な事はしないでおこうという考えも出てくる。

 それに、悪ささえしなければ問題にはならない。

 トモルが捕らえて処分したのは、あくまで悪さをした連中だけである。

 それを擁護した者達も含めて。

 そうした者達には一切の容赦がなかった。



 どうしてもそれが納得出来ないならば、トモルの支配下から出ていけば良い。

 それをトモルは止めたり阻んだりはしていない。

 冒険者であるならば、簡単にそれができる。

 冒険者相手の商売をしてる者達だってそれは同じだ。

 探せば稼げる場所は他にもある。

 それはそれで苦労があるが、無理してトモルの所にいる必要はない。



 実際、トモルに見切りをつけて出ていく者もいた。

 全体からすれば少数であったが。

 それでもトモルの所に残る者の方が多い。

 離反者が出る事はトモルも覚悟はしていたので、これは意外だった。



「そりゃあ、あれはしょうがないさ。

 どっちが悪いかって考えるとな」

 理由を聞いた冒険者はたいていこのような事を口にした。



「問題を起こしてたのは教会だし。

 それと肩を組んだ連中が首を切られただけだろ。

 俺達が悪いわけじゃない」



「だいたい、若領主様は悪さをした奴に厳しいだけでさ。

 普通にやってくなら文句は言わないからな」



「大人しくしてればお咎めは無いんだ。

 だったら静かにしてるよ。

 その方が楽だし」



「喧嘩なんかモンスター相手にしてればいいんだよ。

 人間同士でやる必要なんかねえ」



「むしろ助かってるよ、馬鹿をやる連中をしょっ引いてくれるんだから。

 おかげで暮らしやすくて助かる」



 これが冒険者達の、その周辺で商売をする者達の声であった。

 彼等からすれば、余計な問題を起こす奴の方が困るという事である。

 普段の生活にそんなものを望んでるわけがない。

 それよりも問題を取り締まってくれる方がよっぽど良いという事だった。

「出来ればこの調子でやっていってもらいたいよ」

 言われずともそのつもりであった。

誤字脱字、報告をもらった分は適用済み。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 投げ銭・チップを弾んでくれるとありがたい。
登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ