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【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第5章

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196回目 学校における出来事のちょっとした事後報告 8

 好き勝手にやる連中を野放しにしてはいけない。

 それらを叩き潰さなければ、自分が被害を受けてしまう。



 そして、周りで起こってる事態を傍観してもいけない。

 放置すれば最悪の事態になり、いずれ自分にも被害が及ぶ。



 寺子屋で起こった学級崩壊の姿がそれを物語っている。

 悪さをする奴らを放置しておけば、それだけで状態は悪化する。

 そして、悪さをする奴らは言っても聞かないのだ。



 注意や説教なんて何の意味もない。

 力尽くで押さえつける事だけが、唯一の正解である。



 だからこそトモルは力を付けていった。

 目の前で起こってる悪さを放置はしないようにした。

 可能であるならば、徹底的に叩き潰した。

 それが出来ないならば、当面は問題にならないくらいには弱めていった。

 当然ながら、後で根絶やしにする為に。



 その為にトモルは行動していた。

 かつてモンスターを倒してレベルを上げていったように。

 今は勢力という社会的なレベルを上げてる最中である。



 今回の事件はとりあえず終わりを見せた。

 だが、問題の根本が消えたわけではない。

 それらはいずれ再びあらわれるだろう。

 そうなった時に対抗出来るだけの強さが必要であった。



(まあ、最悪の場合、俺が自分で叩きのめしにいけばいいんだけど)

 隔絶した力を持つトモルならそれも出来る。

 ただ、その為には時間と手間がかかり過ぎる。

 敵を一つずつ潰していくのも面倒でしかない。

 それよりは、使える手駒を増やして、あちこちに影響を及ぼした方が楽だ。



 また、直接の打撃を与えられないまでも、情報の入手と分析などが出来るとありがたい。

 敵がどこにいて何を考え何をしてるのかが分かれば、対処が各段にやりやすくなる。

 その為の組織や人は、自分の手で作っていかねばならない。

 それはそれで手間であるが、苦労した分の見返りは期待出来る。

 少なくとも、一人で全てをやる苦労からは解放される。



(頑張らないといけないな)

 世のため人のためなんて偽善は言わない。

 あくまで自分自身のこの先の為。

 少しでも幸せな未来のため。



 前世で得られなかった何かを手に入れるため。

 前世でせねばならなかった妥協を二度としないで済ますため。

 その為にやれる事は出し惜しみせずにやるつもりでいた。



 それから数年。

 学校を卒業するその時まで、トモルはそれをしていった。



 藤園カオリにやらせた、児童売春組織の暴露。

 それに伴う様々な混乱と収束。

 その間に作っていく、柊家と自分の手駒の強化。

 そして、自分の手下の育成。



 これらを行うにはどうしても数年という時間がかかってしまった。

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