136回目 夏休み前半の成果はこんなもんであろうか <能力表記>
夏休みの前半はこうして経過していく。
合計6つのダンジョンを破壊し、その分だけ冒険者や事業者を失業させていった。
そうした者達の中でトモルについていこうとする者達に行き先を教え、次々に吸収していく。
おかげでトモルの下には数多くの手下が集まる事になった。
拡大していく集団をまとめるのは一苦労である。
ダンジョン破壊が終わってから数日は、これらのとりまとめに専念する羽目になった。
ありがたい事に、統率側の手下も結構成長してるようで、手間は思ったほどかからなかった。
そんな手下の働きに感動をおぼえるほどである。
(このまま成長していって、幹部になってくれればいいけど)
あくまで自分の手下という立場は崩さない。
だが、そう上手くいくかどうかは分からない。
とち狂って独立なんてされたら目も当てられない。
そうならないようにしたいところだが、それが出来れば苦労はしない。
ある程度の目減りが、本当にある程度に留まるよう願うしかなかった。
だが、それだけやったおかげである程度の目処は立った。
一気に増えた手下もどうにかこうにかまとめた。
おかげでダンジョンにいる冒険者達の中では最大派閥である。
それで何がどうなるというわけではないが、最大勢力というのはそれだけで優越感を得られる。
実利面でも得られるものは大きい。
回収する核が多いので、商売の面でも有利な立場に立てる。
それほど不利な立場だったわけではないが、商人達の対応が変わってきてるのを感じる。
彼等も大量に核を確保してくるトモルの一派を無視出来なくなってるのだろう。
それに、他の冒険者達への影響力も出てきていた。
ダンジョンにおける行動で、トモルの一派が主導権を握る事になってきている。
それが軋轢や衝突に発展もするのだが。
それすらも最大規模の集団という事が抑止力にもなっている。
どちらかというと、睨みをきかすというようなもので、あまり褒められたものではない。
だが、それでもこの中で最大勢力であるという強みがある。
それを今後どう上手く用いていくかを考えねばならない。
(上手く実家の方に連れていければいいんだけど)
その為にも、実家近辺のモンスターの状況を確かめねばならない。
大量の冒険者を連れていっても、それに見合うだけのモンスターがいなければどうにもならない。
無職の集団が出来上がるだけである。
とはいえ、これについてトモルはどうにでもなると思ってはいた。
モンスターの出没する方面にはおそらくダンジョンがあるはずである。
そちらまで冒険者を連れていけば、稼ぎの問題は解消される。
もっとも、本当にあるかどうかは分からない。
あったとしても、出向いていけるほど近くにあるかどうか。
(賭けだな)
というか、行き当たりばったりである。
何の確証もないのに、多分上手くいくだろうという当てずっぽうで事を進めてるのだから。
そんなトモルの行動を支えてるのは、
(多分どうにかなるだろう……)
という思い込みだけであった。
こんなのに周囲の連中は振り回されてるのである。
哀れとしか言いようが無い。
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柊 トモル
8歳 男
レベル18 → 24
体力: 900/1800 → 1200/2400
健康: 900/1800 → 1200/2400
敏捷: 900/1800 → 1200/2400
智慧: 900/1800 → 1200/2400
意志: 900/1800 → 1200/2400
共感: 900/1800 → 1200/2400
一般教養 レベル14
知識:地理 レベル8
知識:社会 レベル9
知識:運営 レベル2 → 4
知識:経営 レベル1 → 3
知識:指揮統率 レベル3 → 4
知識:貴族社会 レベル5
礼儀作法 レベル5
心理 レベル7 → 9
交渉 レベル7 → 9
発見/探知 レベル9 → 10
潜伏/隠密 レベル11
野外活動 レベル3
運動 レベ12 → 14
刀剣 レベル14 → 17
斧 レベル7
投擲 レベル2
格闘 レベル7
基本魔術 レベル19 → 23
治療魔術 レベル7 → 9
探知魔術 レベル13 → 16
念動魔術 レベル3 → 5
能力強化魔術 レベル9 → 13
能力弱体化魔術 レベル7 → 10
精神介入魔術 レベル11
魔術感知魔術 レベル3 → 5
魔術付与魔術 レベル4 → 8
魔術解除魔術 レベル5
知識:日本 レベル8
パソコン操作 レベル15
振り分け可能技能点数: 90 → 237点
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