表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】なんでか転生した異世界で出来るだけの事はしてみようと思うけどこれってチートですか?  作者: よぎそーと
第4章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

106/531

106回目 彼等の求めるところ

 翌朝。

 ダンジョンに赴いたトモルは、そこで待っていた冒険者達に驚いた。

 結構な人数の者達が屯している。

 それがトモルに目を向ける。

 彼等が自分を待ってたのだとトモルは察した。

「おはよう」

 そう声をかけていく。



「今日もダンジョンでモンスターを倒していくから、よろしく」

 それを聞いて誰もが顔を曇らせていく。

 色々と思う所があるのだろう。

 そんな彼等の中から、一人が代表として前に出てくる。



「まあ、それはいいんだけどさ」

「ん?」

「さすがにもうちょっとだけ声をかけていってくれないか?」

 そう言って、トモルに要望を伝えてくる。



「あんたがダンジョンを潰すっていうのは、まあ、しょうがない。

 それに文句を言うつもりはない。

 他の場所とかを教えてくれるって言うしな」

 代表として前に出てきた男は、そう切り出してきた。

「それに、モンスターを置いていってくれるのもありがたい。

 核を手に入れられるのはこっちも助かるし。

 戦わなくてもいいから損害もない。

 これもありがたい」

「おう」

 トモルも相づちを打っていく。



「ただ、俺達も追いつくのが大変なんだ。

 もう少しどうにかならないのか?」

「なるほど」

 言いたい事は分かった。

 確かに並の能力の持ち主じゃ追いかけるのも大変だろう。

 トモルも旗を突き刺して目印にしてるが。

 それだけでは足りないのも確かだ。



 とはいえ、トモルも目的がある。

 冒険者達の気持ちも分かるが、それに合わせてもいられない。

 さっさとダンジョン攻略をしたいし、その為にもレベルをあげたい。

 冒険者達に対応してやりたいが、なかなかそうもいかない。



「けど、俺も俺の目的がある。

 これ以上合わせる事は出来ない」

 そうはっきりと言う。

 それを聞いて冒険者も、

「そうか」

と頷く。

 うなだれると言った方が正解かもしれない。



(話し合いが欲しいって事なんだろうな)

 冒険者の態度を見てそう思う。

 これが声をかけてきた一番の理由なのだろうと。

 それもそうだろうとは思う。



 何せトモルが彼等にしてるのは、一方的な通知だ。

 決定事項を伝え、あとはどうするかを彼等に任せている。

 トモルからすればそれで充分だ。

 話し合う暇はないのだから。

 


 しかし、冒険者達からすればそうはいかないのだろう。

 何せ、自分達の要望や希望などを全く聞いてもらってない。

 損はしてないけど、もう少し互いの意思疎通が欲しいのだろう。

 それはよく分かる。



 トモル自身も、自分の考えを伝える時間や場が欲しいとは思っていた。

 前日の、ダンジョンから出てきた直後などに思った事でもある。



(もう少し話しをする場所も欲しいかな)

 だがそれは、冒険者達が求めてる話し合いとは違う。

 あくまで一方的な通達の場所としてである。

 お互いに求める事の違いがある。

 トモルはそれを感じていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/posts/2691457


 投げ銭・チップを弾んでくれるとありがたい。
登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ