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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
98/448

98 店員さん

「牛さんはなんでおっぱい大きいの?」

「知らないし、どうでもいいよ」

「どうでもよくない! あたしもおっ……胸ほしい!」

「おっきいお胸~、略しておっ胸~?」

「そうだよ!」

「違うだろ、言い直しただけだろ」

「言い直しただけでした!」

瑞葉(みずは)も空気が読めるようになったな、偉いな」

「で、あの店員さんはなんでおっぱい大きいの?」

「褒めた傍からっ」

「あははっ~」

「褒められると出ちゃう」

「出すな、我慢しろ」

「我慢すると牛乳出てきちゃう」

「それも出すな。いや、出てこんわっ」

「胸からじゃないよ、口からだよ? 胃から戻ってきたやつが」

「牛かっ!」

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