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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
82/448

82 おとしごろ

「このうどんの生地はおっぱいでこねたのかな」

 瑞葉(みずは)が箸でうどんの麺を一本挟む。

「おっぱっ……げふっげふっ……」

 うどんを食べていた美雪(みゆき)は顔を赤くして咽る。

「雪ちゃんだいじょうぶ~?」

 心配する海彩(みどり)

「はあ……はあ……うん……」

「雪ちゃん大丈夫? いきなりどうしたの」

「いきなりはお前だ! 何だいきなり!」

「あの店員さんがおっぱいでこねたのかと思って」

「こねれんわっ。確かに胸は大きかったけれどもっ」

「雪ちゃんがほかの人のおっぱい気にしてる~!?」

「ねー! めずらしいねー!」

 海彩と瑞葉はニヤニヤと表情を変えていく。

「え~、雪ちゃんいつおっぱい見てたの~?」

「注文するときにもうおっぱいガン見」

「そこまではしてないだろっ!? それに連呼するのやめろっ!!」

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