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82 おとしごろ
「このうどんの生地はおっぱいでこねたのかな」
瑞葉が箸でうどんの麺を一本挟む。
「おっぱっ……げふっげふっ……」
うどんを食べていた美雪は顔を赤くして咽る。
「雪ちゃんだいじょうぶ~?」
心配する海彩。
「はあ……はあ……うん……」
「雪ちゃん大丈夫? いきなりどうしたの」
「いきなりはお前だ! 何だいきなり!」
「あの店員さんがおっぱいでこねたのかと思って」
「こねれんわっ。確かに胸は大きかったけれどもっ」
「雪ちゃんがほかの人のおっぱい気にしてる~!?」
「ねー! めずらしいねー!」
海彩と瑞葉はニヤニヤと表情を変えていく。
「え~、雪ちゃんいつおっぱい見てたの~?」
「注文するときにもうおっぱいガン見」
「そこまではしてないだろっ!? それに連呼するのやめろっ!!」