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みみみみ  作者: 椥桁
入学式の日
62/448

62 最強のシステムと致命的なバグ

「雪ちゃん何食べたい?」

「んー。今は特に食べたいのないかな。瑞葉(みずは)海彩(みどり)の好きなのでいいよ」

 美雪(みゆき)のその言葉で途端に息を荒くする二人。

「じゃ、じゃあ! あたしは雪ちゃんの靴下で!」

「アホか! 食えんわ!」

「瑞葉ずるい~! じゃ~アタシはブラジャ」

「アホ!! 常識で考えろ!」

 頬をほんのり染めて、両腕で胸を押さえる美雪。

「雪ちゃん知らないの? 最近は下着を食べるのがブームなんだよ」

「ねえよそんなの!」

「雪ちゃんがないっていうならないかも~」

「そうだねっ。雪ちゃんが“カラスは黒い”って言えば世界中のカラスは黒くなるからねっ」

「もともとだよ」

「もともとだって~」

「“もともとカラスは黒い”か。わかったよ、世界中に伝えてくるね!」

「伝えなくていいよっ。てか瑞葉の力じゃ無理があるだろ」

「“あたしの力には限界がある”か。わかったよ、世界中に伝えてくる!」

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