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407 雪印
「パンツ部に入ろっかなあ」
瑞葉が美雪の下半身に目線を落とす。
「ないよ、そんな部活。あと変なとこ見ないで」
「じゃあパンツ部作る!」
「却下」
「おパンツ部!」
「丁寧に言っても駄目っ!」
「なにする部活~?」
海彩が頭を傾ける。髪の毛がふわんと揺れた。
「海彩やめてっ、掘り下げないでっ」
「パンツ舐める」
「不衛生っ!」
「雪ちゃんと海彩ちゃん以外のは洗うから大丈夫だよ?」
「わたしたちのも洗えよっ……じゃなくて、わたしたちのパンツを回収するなっ! てか、他の人のパンツも回収しちゃ駄目っ!」
「そんな……じゃああたしはどの雪ちゃんのパンツを舐めればいいの……?」
「だからわたしのパンツを使うなっ!」