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みみみみ  作者: 椥桁
日常
399/448

399 連帯

「おかあさんごめんなさい。あたしは今日、学校でおかあさんに酷いことを言いました」

 家に帰った瑞葉(みずは)が母親に懺悔し謝罪する。

「いいのよ、それくらい。どうせ親は子より先に死ぬんだから。それに、死んだらそんなこと冗談でも言えなくなるんだから、言えるうちに言っときなさい」

 母親は笑いながら言った。

「そう?」

 許してもらったと思った瑞葉は笑顔を浮かべる。

「でも今夜はご飯抜きね」

「ええ!?」

「なにか不満? 明日の朝も抜く?」

「違います! 今日だけでいいです!」

「うふふ」

「あのね! 雪ちゃんもそのときあたしを止められなかったから、一緒におかあさんに謝りたいって!」

「そんな紹介の仕方あるかっ。わたしを巻き込むなっ!」

 瑞葉に制服の袖を引っ張られた美雪(みゆき)が不満気に振りほどいた。

「じゃあ雪ちゃんの家には私から連絡を入れておこうかしら」

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