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みみみみ  作者: 椥桁
日常
395/448

395 ヒロイン

「それじゃあいっくぞー!」

 信号機が赤から青に変わり、瑞葉(みずは)が駆け出す。

「あっこら」

 ぱっ、と美雪(みゆき)が手を離した

「なんで!?」

「足が付いてけなかったから」

「もー、早くしないとまた信号変わっちゃうよ」

 瑞葉は手を伸ばしながらその場で足踏みを続ける。

「そんなに早く変わらないよ」

 すぐに追いついた美雪が手を握り直し、並んで横断歩道を歩く。

「……! 今の良かった! キュンときた!」

 興奮のあまり、瑞葉は繋がれた腕をブンブンと振った。

「どこにっ?」

「怒って逃げたあたしを必死に追いかけてきてくれたみたいで!」

「どういう状況だよっ」

「雪ちゃん、いっつもあたしに変なことするから。充分起こり得る未来だよ」

「逆だろっ、逆っ!」

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