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みみみみ  作者: 椥桁
日常
392/448

392 愛情

「海彩ちゃんです~」

「うんうん知ってる知ってる」

 しっかりとお辞儀をする海彩(みどり)美雪(みゆき)は適当な返事を送った。

「え~? ストーカ~?」

「友達だよっ!」

「あははは~」

「もういいよ。自己紹介は」

「信号待ってる間、雪ちゃん退屈かな~って~」

「お前らといて退屈したときなんてないよ……」

「お? 告白!?」

 瑞葉(みずは)が瞳を輝かせた。

「違うっ!!」

「照れちゃってもう、可愛」

「かわい~」

「違うっ、照れてないっ」

「大丈夫。雪ちゃんの思いはちゃんと伝わったよ」

「絶対伝わってないっ!」

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