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みみみみ  作者: 椥桁
日常
391/448

391 ふりだしに戻る

「あ、青に変わった」

「ほら、今度は変わらない内にさっさと渡るよ」

 ぽかんと信号機を見つめる瑞葉(みずは)の手を、美雪(みゆき)が引いて歩き出そうとする。

「え、でも、知らない人に付いてっちゃダメだって――」

「わたし誰だよっ!?」

「雪ちゃんだよ~」

 答えながら海彩(みどり)が美雪の腕に抱き着いた。

「あっこらっ」

 美雪はすぐに引き剥がした。

「どうも瑞葉ちゃんです」

 瑞葉が深々と頭を下げる。

「いいよ、知ってるよ」

「え、なんで? もしかしてストーカー?」

「友達だよっ」

「あ、また赤!」

「あはは~」

 美雪との会話を放り投げて瑞葉が信号機に注意を向けると、海彩が吹き出した。

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