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みみみみ  作者: 椥桁
日常
372/448

372 代名詞

「じゃあ、クラス委員長は山梨桃子に決定で。次は副委員だけど」

「はい!」

 三田(みた)先生が挙手を促すと、すぐに瑞葉(みずは)が返事をした。

「相葉、できるのか?」

「いえ、江口さんが」

 不安そうな先生の問い掛けに、瑞葉は後ろの席を指で差す。

「んふっ……」

 海彩(みどり)が吹き出した。釣られて他の生徒も笑い出す。

「え……ええ!?」

「頑張って。江口さん」

「え、ええと……。副、なら……、いい、かなあ……?」

 しどろもどろになりながらも江口(えぐち)さんは頷いて、副委員長になることを了承した。

「よーし、じゃんけんだ!」

「いらんわ!」

「はーあ……」

 山梨(やまなし)さんがグーにした右手を掲げて立ち上げる。

「お前はもう委員長に決定してるだろ!? お前も相葉か!?」

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