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みみみみ  作者: 椥桁
日常
369/448

369 距離感

 昼休みを終わらせるチャイムの音が教室に響いた。

「じゃあまた明日ね」

 瑞葉(みずは)が小さく手を振って別れを告げる。

「まだ授業後会えるだろっ」

 間を開けず美雪(みゆき)にツッコミを入れられた。

「同じクラスだよ~」

「そうそう、同じクラスだよ」

 海彩(みどり)の言葉に美雪も頷く。

「でも……席が離れてるし……」

「すぐに会える距離だろ」

「四千七万五千十四メートルくらい離れてるよ?」

「逆方向で計算すんなっ! 最短距離で計算しろよっ。そもそもそれだけ距離離れてたら明日会うのも難しいよっ」

「ごめん、ここちょっと地面よりも高いからもうちょっと距離あったね」

「微々たる差だよっ」

「雪ちゃんの身長と比べるとけっこうあるよ?」

「わたしを尺にしなくていいからっ」

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